ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 土木部 河川管理課 > 3.新潟県における海岸保全について 海岸侵食とその要因

本文

3.新潟県における海岸保全について 海岸侵食とその要因

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0048166 更新日:2019年3月29日更新

日本海の荒波

 日本海に面する新潟県は、毎年のように来襲する冬期(12月~3月くらいの間)風浪により、海岸侵食を受けやすいといえます。

日本海の荒波の画像

新潟海岸の侵食例

 信濃川河口付近に位置する新潟市では、明治から現在に至るまで、海岸侵食により最大約350mも汀線(陸と海との境界線)が後退しました。

新潟海岸の侵食例の画像1
新潟海岸の侵食例の画像2

新潟海岸の侵食要因

 新潟海岸では、大河津分水路開削による信濃川からの流出土砂減少、河口突堤・港湾防波堤による沿岸漂砂(波や海流により移動する土砂)の阻害などにより、海岸へ供給される土砂が減少するとともに、天然ガスなどの採取による地盤沈下の影響が加わり、大規模な海岸侵食が発生したのです。
 なお、治水対策や港湾建設などは、地域の発展のためには欠かせないものであり、今日においてもその位置づけは変わりません。

新潟海岸の侵食要因の画像1
新潟海岸の侵食要因の画像2
新潟海岸の侵食要因の画像3
新潟海岸の侵食要因の画像4

新潟海岸における海岸保全の取り組み

 新潟海岸では、沖合に波浪のエネルギーを低減させるための構造物(離岸堤・人工リーフ・潜堤)を設置し、堆砂させる(人為的に沿岸漂砂がとどまるようにする)ことで、海浜の回復を図っています。また、供給土砂の減少が著しく海浜の回復が望めない区域では、砂の移動を止めるための構造物(突堤工・ヘッドランド)の設置とともに、人為的に砂を海岸に供給すること(養浜)で、静的に安定した海浜を回復させる取り組みも行っています。

新潟海岸における海岸保全の取り組みの画像1
新潟海岸における海岸保全の取り組みの画像2

今後の海岸侵食対策の重要課題

 新潟海岸の例のように、今後の海岸侵食対策として、海岸での土砂収支量を広域的な視点で把握することに努め、養浜の推進を図ることが、海浜の維持や形成のための重要課題となっています。

今後の海岸侵食対策の重要課題の画像

『新潟県の海岸保全基本計画』トップページに戻る

大地とまちの縁がわ

このページはリンク自由です

<外部リンク> 県公式SNS一覧へ