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地下水継続監視調査におけるトリクロロエチレン等の環境基準超過について
第2報
平成30年12月27日
県民生活・環境部 環境対策課
県の地下水調査の結果、燕市水道町地内で有害物質であるトリクロロエチレン等が環境基準を超過したため(12月20日公表)、県では超過した井戸の周辺、半径1,000m以内の6地点で地下水調査を実施しました。
その結果、すべての地点でトリクロロエチレン及びその関連物質は検出されませんでした。
1 調査結果
- 調査地点:燕市水道町、大曲、東太田地内の6地点
- 試料採取日:平成30年12月25日
- 調査結果
単位:mg/L
調査項目 | 調査結果 | 報告下限値 | 地下水 環境基準値 |
---|---|---|---|
トリクロロエチレン | 検出されず(6地点) | 0.001mg/L | 0.01mg/L |
クロロエチレン | 0.0002mg/L | 0.002mg/L | |
1,1-ジクロロエチレン | 0.01mg/L | 0.1mg/L | |
1,2-ジクロロエチレン | 0.004mg/L | 0.04mg/L | |
1,1,1-トリクロロエタン | 0.0005mg/L | 1mg/L | |
テトラクロロエチレン | 0.0005mg/L | 0.01mg/L |
2 県の対応
- 周辺に飲用井戸、水道水源及び農業用井戸がないことを確認済みです。
- 今後も「地下水の水質測定計画」に基づき継続監視を実施します。
本件についてのお問い合わせ先
環境対策課環境保全係[担当]横尾
(直通)025-280-5154(内線)2712
【報道資料】地下水継続監視調査におけるトリクロロエチレン等の環境基準超過について(第2報)[PDFファイル/64KB]
第1報
平成30年12月20日
県民生活・環境部 環境対策課
「平成30年度地下水の水質測定計画」に基づき県が実施した地下水継続監視調査において、燕市水道町地内でトリクロロエチレン等が環境基準値を超えて検出されました。
調査結果の概要及び県の対応は次のとおりです。
1 調査結果
- 調査地点:燕市水道町地内
- 試料採取日:平成30年12月18日
- 調査結果
有害物質の種類 | 調査結果 | 環境基準値 |
---|---|---|
トリクロロエチレン | 0.080mg/L | 0.01mg/L以下 |
1,2-ジクロロエチレン | 3.8mg/L | 0.04mg/L以下 |
クロロエチレン | 0.26mg/L | 0.002mg/L以下 |
2 県の対応
- 周辺に飲用井戸、水道水源及び農業用井戸がないことを確認しました。
- 周辺の井戸の設置状況を確認の上、地下水調査を実施し、周辺における汚染の状況を確認します。
参考
- トリクロロエチレン
金属加工部品の脱脂等に使用されている。 - 中枢神経系への障害、肝臓・腎臓への障害、呼吸機能低下を及ぼすといわれている。また、発ガン性があるといわれている。
- クロロエチレン、1,2-ジクロロエチレン
トリクロロエチレン等が土壌・地下水中で微生物等により分解されて生成するもので、人の健康への影響を及ぼすおそれがあるもの。 - 地下水継続監視調査
地下水汚染が判明した地点について、汚染の推移を継続的に監視するための調査で、30年度は、88地点で調査している。
本件についてのお問い合わせ先
環境対策課環境保全係〔担当〕横尾
(直通)025-280-5154(内線)2712
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