本文
令和6年度堅果類の豊凶状況調査結果(速報値)
今秋のブナ(主に奥山に分布)の実は、県全体では不作ですが、上越・魚沼・中越は凶作、下越は並作と予測されます。
ツキノワグマの人里への出没について、引き続き注意を呼びかけます。
〇ツキノワグマは、秋に冬眠に向けてエサを求めて活発に動き回ります。
○県では、奥山のブナ等の木の実の豊凶が、人里へのツキノワグマの出没に影響することから、毎年、ブナ等の堅果類(ドングリ)の豊凶調査を実施しています。
○今秋のブナの実の調査の結果(速報)は県全体では不作と予測されます。地域により上越・魚沼・中越は凶作、下越は並作とばらつきがあり、冬眠前のツキノワグマがエサを求めて人里へ出没する可能性があります。
○また、ツキノワグマが春から継続して出没していますので、引き続き注意が必要です。
<調査結果>
・調査期間:令和6年7月1日~7月31日
・調査地点:全県142地点(佐渡市及び粟島浦村を除く)
地域 | 県全体 | 上越 | 魚沼 | 中越 | 下越 |
---|---|---|---|---|---|
ブナ | 不作 | 凶作 | 凶作 | 凶作 | 並作 |
・凶作:結実は認められない
・不作:わずかに結実
・並作:樹冠全体にまばらに結実、又は一部に結実
・豊作:樹冠全体に密に結実
〇夏の行楽での入山などクマの生息域に近づく場合には、被害にあわないために次のことに注意してください。
<クマによる人身被害防止のポイント>
・地域のクマ目撃情報を確認し、クマのいるところには近づかない。
参考:県ホームページで最新の出没情報を提供しています。
「にいがたクマ出没マップ」http://ngt-webgis.jp/kuma/<外部リンク>
・複数で行動し、ラジオや鈴など音の鳴るものを携行しましょう。
・クマの活動が活発な早朝や夕方の入山は避けましょう。
・クマのエサとなる生ゴミや不要となった農作物・果実は適切に処分しましょう。
・クマを誘因するお墓のお供え物は、お参り後に持ち帰りましょう。
・集落周辺や河川敷など、クマが隠れそうな藪は刈り払いましょう。
〇上記は速報であり、ブナに加え、他の堅果類(ミズナラ、コナラ、クリ、オニグルミ)を含めた最終とりまとめ(9月中旬公表予定)で変更となることがあります。(調査期間8月1日~8月31日 調査地点約200)
令和6年8月7日報道資料(堅果類豊凶状況調査結果(速報値)) [PDFファイル/287KB]
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)