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俎倉山自然環境保全地域
本地域は、新発田市の南部、俎倉山(海抜857m)の山頂から東に伸びる尾根の北斜面にあり、スギを優占種とする天然林が生育し、優れた自然環境を維持しています。
スギ天然林は、高木層が直径85~90cm、樹高20m内外のスギが優占し、ブナ、ホオノキ、ミズナラ等を交えます。
下層には、オオバクロモジ、エゾユズリハ、ヒメアオキ、ツルアリドオシ等のブナ林と共生する種が多くみられます。
現在、県内にあるスギのほとんどは、植林又はそれに由来するものであり、天然スギと確認できる例は極めて希です。
そのなかで、本地域の天然スギは自然の状態をよく保ち、分布密度が高くまとまった範囲を占めているなど、学術的にも貴重な存在です。
- 区域
新発田市国有林下越森林管理署100林班は、に、ほ小班の各全部 - 面積
国有地 143.95ha は
※特別地区 54.45ha に、ほ - 保全対象
スギ天然林 - 指定年月日
昭和53年5月30日
※昭和54年2月20日(特別地区指定)