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鉾ヶ岳・権現岳自然環境保全地域
本地域は、糸魚川市の鉾ケ岳(海抜1,316m)を主峰として、権現岳(海抜1,106m)、大沢岳(海抜1,242m)を連ねるコの字型の急峻な山塊です。
ここには、海抜750m付近から上部の険しい屋根にホンシャクナゲが自生しています。
ホンシャクナゲは本州中部以西の山地に分布していますが、この地域は自然分布の北限となっており学術上貴重です。
ホンシャクナゲ群生地では、上層にアカミノイヌツゲ、中層にブナ、ミズナラ、クロベ等が生育し、特に大沢岳ではクロベの他にキタゴヨウの分布がみられます。
- 区域
糸魚川市大字島道、柵口、溝尾、大平、土塩の各一部 - 面積
民有地 598.59ha
※全域普通地区 - 保全対象
植物(ホンシャクナゲ) - 指定年月日
昭和49年7月9日