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【上越】上越・妙高地域の温泉宿では、乳がん治療後の方などの温泉入浴に配慮する取組を行っています
入浴着を着用した入浴にご理解・ご配慮をお願いします
日本人の半分は何らかのがんになるといわれています。がん治療に伴う外見(アピアランス)の変化を抱えながら、生活している方がたくさんいます。
アピアランスの変化には、爪、皮膚障害、脱毛、がん治療のための乳房切除などがあり、がん患者の社会生活に大きく影響することから、アピアランスケアに関する支援は重要と考えております。国の「がん対策推進基本計画」でも、がんになっても自分らしく生きることのできる社会を目指しています。
上越・妙高地域の温泉宿では、乳がん治療後の方などの温泉入浴に配慮する取組を行っています。
入浴着を着用される方々も気兼ねなく入浴できるよう、入浴施設等の事業者、従業員や入浴施設を利用される皆様のご理解とご配慮をお願いします。
妙高山麓温泉郷と鵜の浜温泉の女将の会の取組
上越地域は温泉がたくさんあり、「山の温泉」と「海の温泉」でがん治療後の方々への入浴にも配慮しています。入浴着を着用して入浴ができたり、身体を覆う専用のタオルを利用して入浴できる取組や、貸切風呂を提供するなど、宿ごとに異なる取組をしています。
療養中の方、がん等の病気のサバイバーの皆さん、リラックスし、こころと身体を癒しにぜひお出かけください。
妙高山麓温泉郷(山の温泉)
妙高山麓温泉郷は、7つの温泉地、5つの源泉、3つの湯色といった様々な温泉があります。
女将の会では、病気と闘う女性を応援するため、Think pink networkを立ち上げ、療養中のリラクゼーション・リハビリに温泉を活用していただけるような取組を、赤倉温泉9軒、池の平温泉4軒、妙高温泉1軒、新赤倉温泉4軒、燕温泉1軒、関温泉1軒の20軒の宿で行っています。
特製のガーゼタオルを500円で購入し、入浴時に身体に巻き付けて入浴できます。脱衣所には特製タオルの意味や使い方の説明用紙があります。
その他、貸切風呂のある宿や入浴着の着用が可能な宿もあります。
詳しくは妙高高原観光案内所0255-86-3911へお問い合わせください。
鵜の浜温泉(海の温泉)
鵜の浜温泉は、海のすぐ近くにある温泉(ナトリウム塩化物泉)です。女将の会でがん治療後の方の入浴に配慮した取組をしている宿は2軒あります。
宿泊予約時などにお知らせいただければ、貸切風呂をご提供します(日帰り入浴ではご提供できかねます)。
詳しくは大潟観光協会025-534-4465へお問い合わせください。
オストメイトの入浴についてご理解とご協力をお願いします
オストメイト(人工肛門・人工膀胱)の入浴については、ストーマ装具を正しく装着していれば入浴中に外れることはなく、衛生上何ら問題はありません。
公衆浴場での入浴についてご理解とご協力をお願いします。