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平成30年9月定例会(請願第3号)
第3号 平成30年8月28日受理 総務文教委員会 付託
私学助成についての意見書提出に関する請願
請願者
新潟県私立中学高等学校協会 会長 上野順治
紹介議員
西川洋吉君 早川吉秀君 渡辺惇夫君
(要旨)
本県の私立中学高等学校は、それぞれが建学の精神に立脚し、新しい時代に対応する特色ある教育を積極的に展開して、本県の公教育の発展に寄与している。
わが国は、急激な人口減少社会を迎えており、その中で、今後とも持続的な成長を図るためには、将来を担う子供たちに、社会の変化に対応できる知識や能力を身につけさせることが必要であり、各私立中学高等学校が国の進める教育改革に、的確に対応していくことが求められている。
しかしながら、各私立中学高等学校ともに財政的に限界がある上に、事実上無償化されている公立高等学校との学納金の負担格差の下では、授業料の改定もままならず、一層厳しい局面に立たされている。
わが国の将来を担う子供たちの教育環境の整備については、公教育の一翼を担う私立中学高等学校に対する助成措置の拡充が不可欠であり、このことは、各都道府県が所管する事項とはいうものの、わが国の将来の発展に密接不可分の関係にある教育の振興に関する事柄であり、国の全面的な財政支援が求められるところである。
ついては、貴議会において、私立中学高等学校の教育の重要性を認識し、教育基本法第8条の「私立学校教育の振興」を名実ともに確立するため、私立中学高等学校の私学助成に係る国庫補助制度が堅持され、より一層の充実が図られることを内容とした意見書を国に提出されたい。