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平成13年9月定例会（第26号発議案）
平成13年9月定例会で上程された発議案
湯之谷揚水発電計画に関する意見書
湯之谷揚水発電計画に関する意見書
湯之谷揚水発電計画は電源開発株式会社が計画し、平成9年度に電源開発調整審議会の議を経て、国の電源開発基本計画に組み入れられた極めて重要な事業計画である。
これを受けて、本県はじめ地元町村では、建設に向けての環境整備等について全力で取り組んできたところであるが、去る9月5日に電力需要構造の変化と電気事業を巡る経営環境の変化を理由に、同計画の中止が電源開発株式会社から突然発表された。
本県は、これまで原子力・水力発電をはじめ、あらゆる分野で国のエネルギー政策に全面的に協力し、国民生活の基盤であるエネルギーの安定供給に貢献してきた。
しかるに、国策でもあるこのような重要な計画が地元の理解を得ないまま、事業者側の一方的な事由による中止・撤回の申入れについては到底容認できない。
また、進行しつつある計画を事業者側の都合のみを優先し、中止するという今回の対処の仕方は、当事者間はもちろん、国のエネルギー政策に対する信頼感をも根底から覆すおそれもあり、甚だ遺憾である。
よって国会並びに政府におかれては、事業者である電源開発株式会社に対し、今後とも計画の推進について適切な指導がなされるよう求めるものである。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成13年10月12日
新潟県議会議長 東山 英機
衆議院議長 綿貫 民輔 様
参議院議長 井上 裕 様
内閣総理大臣 小泉 純一郎 様
財務大臣 塩川 正十郎 様
経済産業大臣 平沼 赳夫 様
国土交通大臣 扇千 景 様
経済財政政策担当大臣 竹中 平蔵 様
資源エネルギー庁長官 河野 博文 様
