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【佐渡】「佐渡島の金山」世界文化遺産登録記念!関係者インタビュー 【第4回】 佐渡ホンダ販売株式会社取締役 しまふうみ事業部長 松柴 敬太氏

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0728558 更新日:2025年3月7日更新

「佐渡島の金山」世界文化遺産登録記念!関係者インタビュー

 令和6年7月、多くの方が待ち望んでいた「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録が実現しました。
 そこで、これまで登録に向け尽力してくださった方々や、佐渡の地域づくり、地域活性化に取り組んできた方々などにインタビューし、世界遺産登録についての喜びの声やこれまでの苦労、将来世代に向けた期待や助言などをお聞かせいただき、その大切な思いを佐渡地域振興局から発信していきます。

第4回:佐渡ホンダ販売株式会社取締役 しまふうみ事業部長 松柴 敬太氏
~佐渡の風景や居心地の良さに魅力を感じ、そして佐渡の輝く未来を見据えて~

松柴さん

 

​【佐渡ホンダ販売株式会社取締役 しまふうみ事業部長 松柴 敬太(まつしば けいた)氏】
・佐渡出身。
・大学進学を機に上京後、佐渡に戻り、2011年に佐渡の素晴らしい自然と味を楽しめるベーカリーカフェ「しまふうみ」を創業。
・2023年には、自然と共生した豊かな暮らしを提案する地域商社「島とりどり」を設立し、佐渡島の魅力を伝える活動を幅広く行っている。​

Q改めて「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録が実現したことについての想いや受け止めを教えてください。​

A:多くの先輩方が登録に向け頑張ってきているところを見てきたので、やっと悲願が達成されたと非常に感慨深い想いです。また観光客も増えてきており、佐渡が新たなスタートを迎えている今、これからが挑戦だと感じています。
 これから島内もさらに盛り上がっていってほしいと思いますし、これまで以上に世界遺産を含めた佐渡の良さを発信していきたいと思っています。そして、次世代の子どもたちには、佐渡の良さを知って、島内にいてもいなくてもぜひその良さを伝えていってほしいと思います。

Q:佐渡がこれまで以上に注目を集める中で、佐渡の交流人口の拡大に向けて、世界にアピールできる「佐渡の魅力」はどのようなものだと考えますか? 

A:佐渡の魅力だと考えるのは、「佐渡での暮らし・生き方そのもの」です。佐渡には、自然、文化、歴史、暮らし、人との関係性など、古き良きもの、残っていてほしいものが現在も残っており、過去から脈々とストーリーが受け継がれてきています。佐渡には経済合理的なことだけではない魅力がたくさんあり、むしろありすぎて困るくらいです(笑)そのたくさんの魅力が世界遺産登録をきっかけに、再注目されてほしいですね。

 もちろん、エンタメ要素については人口集積地である大都市に勝てるわけではありませんが、そうした価値観は時代とともに変動しますし、これから先何が重要視される時代になっていくかはわかりません。そういう意味では、佐渡の居心地の良さや空気感などは不便さを上回る魅力があると思いますし、大事にされていく時代がきっとくると思っています。
もともと佐渡に女性が集まれる場所や、女性の働く場所を作りたいと考えて、この場所(しまふうみ)を創設しました。今後社会が継続していくうえで、女性が活躍できる場は必ず必要ですし、佐渡に魅力を感じた女性たちも佐渡へ戻って来られる仕組みづくりをしたいですね。

 冬の佐渡は観光客が減少する時期ではありますが、アート的にはすごく魅力的だと思います。冬の日本海はアート的に表現の幅があると感じていますし、そんな冬も含めてすべてが佐渡の魅力だと思うので、芸術面からの呼び込みをしていっても良いのではないかと思います。​

松柴さん写真2

Q:佐渡が世界にアピールできる「佐渡オンリーワン」の財産は何だと考えますか?

A:真野湾の景色です。しまふうみはもともとランドスケープ(景色)を見てほしいと考えて、この地で始めたので、ここから見た真野湾の景色は格別です。

 佐渡の最大の魅力は、毎日変わる、一つとして同じときのない風景だと思います。真野湾はもちろん、佐渡の魅力ある場所でその瞬間瞬間や、ゆったり流れる島時間をぜひ楽しんでほしいと思います。

しまふうみ

Q:一押しの佐渡のおすすめ(最高の景色・最高の味)はありますか?

A:佐渡の米です。米にはいろいろなドラマが詰まっており、語り部のように歴史そのものを体現しています。長らく食べられてきている日本人のソウルフードでありますし、地域の特性はもちろん、佐渡の歴史そのものを表しています。

 私は米を炊いてそのまま食べるのが好きですが、佐渡の米は加工品としても様々な可能性があると思います。

 お米も含めてですが、佐渡の将来やしまふうみの将来を考えるにあたっては、時代とともに変えなければいけないところ、こだわりを持たないといけないところをしっかり見極めながら、変化に対応していきたいと思います。

 

Q:「佐渡」が輝き続けるために、将来世代にバトンを渡す前に、現役世代である松柴部長が今しておきたいことは何ですか?

A:「気づき」を次の世代に残したいです。固定観念に縛られず、若い人にはいい意味でぶっ飛んでいてほしいですし、面白いと感じたことをやったらいいと思います。そのためには、面白いと感じられる何か、「気づき」を残したいと思いますし、躍動できる佐渡であり続けなければならないと思います。観光や交流の魅力を増やしたり、農業と雇用の促進も行ったりして、躍動できる佐渡を残していきたいと思っています。

 

Q:佐渡が輝き続けるために、子世代、孫世代、さらにその次の将来世代に伝えたいことや期待はありますか?

A:将来世代には、どんどん挑戦してほしいと思います。どんなことに挑戦するにしても、その時その時に直面する状況に対するヒントは必ずどこかにあります。

 そうしたヒントに気づくためにも、そして挑戦を続けるためにも、一度は島外に出て、違う視点も持ってもらいたいですね。ふるさとへの想いを持ちながら、ユニークな視点でもって地域を作っていってほしいです。そして島外に出た若い人たちが戻ってくるための環境は、私たち世代の力で作っていかなければいけないと思います。

 また、歴史や過去のデータには地方創生、佐渡創生のヒントが含まれており、未来を見通せる判断材料になると思います。そこから佐渡ならではの地域性や可能性をつかみ、理解することが、きっと輝く佐渡の将来につながっていくと思います。
 他には、若い時は多感なので、ぜひ国内だけでなく海外も含めて、いろんな場所を訪れて知見を広め、刺激を受けてほしいと思います。私自身、若い時に様々な場所に行ったことが今の自分に影響を与えている部分もあります。ぜひ、そうしたいろんな場所で受けた刺激、感じた想いを、佐渡の将来に活かしてもらえればと思います。

しまふうみの看板の前で

 

聞き手:佐渡地域振興局 本間副局長、江口主事

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