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「忘れるな拉致 県民集会」を開催しました(令和3年11月14日)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0242077 更新日:2021年12月2日更新

 

 

 北朝鮮に拉致された横田めぐみさんら拉致被害者等の早期帰国を願い、令和3年11月14日(日曜日)に、新潟市、新潟日報社とともに「忘れるな拉致 県民集会」を新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)で開催しました。ほぼ満席となる約600人の方々からご参加いただき、インターネットによる同時配信も行い、多くの皆様と拉致問題解決に向けた強い思いを一つにすることができました。

署名提出

 

主催者挨拶(花角英世知事)

 本日は本当にこの県民集会に多くの皆様からお集まりいただきまして、心より感謝を申し上げます。拉致被害者、そのご家族はご高齢となられてきており、もはや一刻の猶予も許されません。一日も早い被害者全員の帰国のためには、県民の世論、皆さんの後押しが不可欠であります。県民の皆様が拉致被害者を必ず救い出す。そういう気持ちを訴え続けていただく、こうした訴えが北朝鮮の行動を引き出す圧力となり、政府が交渉を進めていくうえで、大きな力になると信じております。今後も関係の皆様としっかりと力を合わせながら、拉致問題を絶対に忘れることなく、必ず取り戻すという強い思いで取り組んでまいりたいと思います。どうぞ皆さんの一層の力をお貸しいただきたいと思います。

知事挨拶

 

来賓挨拶(松野博一内閣官房長官兼拉致問題担当大臣)

 大臣就任以来、初めて横田めぐみさんの拉致現場を視察しました。めぐみさんは私と同年代であり、個人的にも、私自身が被害者になってもおかしくないと思うと、ごく普通の通学路の途中で、中学生であっためぐみさんが拉致されたという事実に、改めて、衝撃を受けるとともに、強い憤りを感じました。
 岸田内閣においても、拉致問題が変わることない最重要課題であります。ご家族も拉致被害者ご本人もご高齢となる中、もはや一刻の猶予もありません。認定の有無にかかわらず、すべての拉致被害者の一日も早い帰国実現に向けて、ご家族の皆様に寄り添いながら、あらゆるチャンスを逃すことなく、全力で取り組んで参ります。

松野大臣

 

ご家族の訴え

横田早紀江さん(ビデオメッセージ、オンラインでの出演)

 多くの皆様方のお父様お母様も亡くなられてしまいました。有本さんと私だけが、親ではもう2人きりになってしまいました。岸田総理大臣が総理に決まりまして、最後のお願いという思いで、本当に心から拉致問題を解決していただくために、日朝会談をしていただいて、金正恩氏と一緒にお話をして、心からの願いをきちっと伝えて交渉していただきたい、それを急いでくださいということをお願いしてきました。どうか皆様も、ますますの力をお貸しくださいますように、よろしくお願いいたします。

横田早紀江さん

 

横田哲也さん

 今日、この集会の前、松野官房長官と一緒に拉致現場を視察をして参りました。これから、ぜひこの拉致現場を思い出していただきながら、中学一年生の女子学生が拉致されたというその場面を思い出していただきながら、官邸で拉致問題の業務を執行していただきたいと考えております。とにかく一日も早く解決して欲しいですし、私たち日本人として日本国政府は解決できると思っておりますから、ぜひ岸田首相並びに松野官房長官には、力を発揮していただきたいと考えております。

横田哲也さん

 

曽我ひとみさん

 今年、母は90歳になります。一日も早く、母を日本に返してもらいたいと思います。岸田総理、松野大臣、そして政府の方々、自分の家族が、拉致をされ、北朝鮮に行ったままで、こんなに長い間、帰ってくるが来ることがないともう一度考えてみてください。自分の身に起こることだったかもしれないともう一度考えてみてください。これ以上待つことはできません。本当に時間がありません。90歳になる母をそして拉致被害者全員を一日も早く助けて欲しいと思います。そのためにも、国民の皆様方の声と力がとても大切だと思います。どうか、全員が元気で家族のもとに帰って来れる日のために、これまで以上のご協力をよろしくお願いしたいと思います。

曽我ひとみさん

 

大澤昭一さん

 ストックホルム交渉の頃に、数十人の日本人が元気でいるという情報がありました。まだ、あれから何年も経っていません。必ず多くの日本人が生存しています。岸田総理も日本人救出の糸口を見いだして、こんがらがってる交渉をほぐして、一刻も早く救出行動を起こしてもらいたいと思います。私も元気のうちに弟が帰ってきて、弟と連れだって父の墓参りをしようと思っています。まだその時間が残されています。これを一刻も早く実現させてください。私も85歳になりました。もう全く先はありません。でも、弟と再会するまで頑張るつもりです。

大澤昭一さん

 

中村クニさん

 今、私は、山古志闘牛場で、署名をさせていただいています。山古志闘牛場には全国各地から、たくさんの方がおいでになりますので、お一人お一人、会話をしながら署名していただくと、本当に私自身も心強い思いでそれから活動を続けられるという状態になります。朝、「行ってまいります」、「ただいま」、「お帰り」という、このどこの家庭にでもある日常会話が、私たち、被害者、特定失踪者の家族にもぜひ届きますように、皆様方のご協力をお願いいたします。

中村クニさん

 

 

 

 当日は「拉致問題をどう進展させるか-北朝鮮の思惑と日本外交-」と題して、東京国際大学の伊豆見元特命教授とジャーナリストの川村晃司さんの対談も行われました。
 また、会場ロビーにおいては、写真パネルの展示や「救う会新潟」による署名活動も行われました。
 拉致被害者を必ず取り戻すという皆さまの熱い思いが北朝鮮に届き、一刻も早く拉致被害者の皆さんが帰国する日を迎えることができるよう関係者一同願っています。

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