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柏崎地域では、昭和62年に市街地で、消雪用地下水の揚水が原因であると考えられる大幅な地盤沈下が観測されました。
水準測量は、平成18年度以降、隔年で実施しており、令和5年度の調査結果では、調査面積の8.7平方キロメートルのうち、8.3平方キロメートルが沈下しました。令和3~5年度の最大沈下量は2.4cm(柏崎市春日)であり、令和元~3年度の2.1cm(柏崎市新橋)を上回りました。
柏崎市では、消雪用地下水の過剰揚水等の問題に対処するため、平成6年度に「柏崎市地盤沈下防止対策基本指針」を策定し、地盤沈下対策を進めてきました。
その後、著しい沈下傾向はみられなくなっていましたが、中越地震(平成16年10月)及び中越沖地震(平成19年7月)では大きな地盤変動を記録し、以降の水準測量(21、23、25年度)では、2年間で4cm以上の沈下が継続して確認されました。27年度、29年度の調査では、沈静化の傾向が見られました。
令和元年度調査では2年間で最大4.0cmの沈下が確認されましたが、これは降雪量の多かった平成29年12月~30年3月に消雪用として地下水が多く揚水され、それに伴い地層が収縮したことによると考えられます。
今後とも関係機関が協力しながら地盤沈下状況等の監視を継続し、監視結果を踏まえて効果的な地盤沈下防止対策を推進することとしています。
上記報告書及び上記以前の報告書は、新潟県庁1F行政情報センターで閲覧できます。
行政情報センターの詳しい情報はこちら
調査期間 | 沈下面積 | 最大沈下 | ||
---|---|---|---|---|
総沈下面積(km2) | 2cm以上の沈下面積(km2) | 最大沈下量(cm) | 最大沈下地点 | |
H29.9~R1.9 | 11.8 | 0.6 | 4.0 | 柏崎市柳橋町 |
R1.9~R3.9 | 8.7 | 0.0 | 2.1 | 柏崎市新橋 |
R3.9~R5.9 | 8.3 | 0.3 | 2.4 | 柏崎市春日 |
※H29.9~R1.9以前は11.8平方キロメートルで調査し、R1.9~R3.9以降は8.7平方キロメートルで調査した。
柏崎地域の主な水準点における地盤沈下の推移 [PDFファイル/43KB]
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