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令和7年12月定例会(請願第11号)
第11号 令和7年11月26日受理 厚生環境委員会 付託
県北(村上市、胎内市、関川村)からの柏崎刈羽原子力発電所再稼働問題に関する請願
請願者 柏崎刈羽原発再稼働をさせない会・村上 代表 中倉睦子
紹介議員 北啓君 大平一貴君 小泉勝君 杉井旬君 重川隆広君
片野猛君
(要旨)私たちは、柏崎刈羽原発の再稼働という私たちの命と生活に大きくかかわる問題について、きちんとした公開討論会を開催してほしいと切望している。
これまでの県や国の説明会は、丁寧な説明と言うがそれぞれが自説を述べるだけで質疑応答は一人一問一分で、質問すら十分にできなかった。4月臨時県議会では、条例案提出者、今本参考人が陳述したが質疑応答がないままであった。今本参考人の県北についての間違いを公開質問状で指摘したが議事録には残ったままである。
11/20記事「新潟日報社による柏崎刈羽原発再稼働県議アンケート」では、質問1~4どれも県議53人は割れている。県民意識調査でも県民の6割が現状では条件が整っているとは思えないと回答。こうした状況のなか11/21に、花角知事の「再稼働容認」判断が発表された。花角知事の公約「知事判断の後、原発再稼働の是非は県民に信を問う」は県議会の審議だけでは、広く県民の声を聞き、信を問うことはならないと考える。「柏崎刈羽原発再稼働の是非を問う県民投票」が実施されるよう強く求める。
村上市は柏崎市刈羽村の避難地になったが地元住民には周知はあまりなく避難に関する情報は行政に携わっている方々だけで共有しているような現状である。小児甲状腺癌の裁判が福島では始まっている。子どもたちの健康のため安定ヨウ素剤の配布について再考していただきたい。現行では必要な時に県北から県庁に係りが取りに行くことになっている。安定ヨウ素剤は服用するタイミングが大切である。時間が掛かり過ぎては効用がない。
ついては、貴議会において、次の事項に配慮されたい。
1 花角知事の再稼働の判断理由について県民が知事に質疑応答できる場を設定していただきたい。
2 県議会で賛成派、反対派の学識経験者を参考人として招致して、柏崎刈羽原発再稼動について討論していただきたい。
3 「柏崎刈羽原発再稼働の是非を問う県民投票」を実施できるように花角知事にはたらきかけていただきたい。
4 ヨウ素剤を県庁から、各地域の保健所に置いていただきたい。












