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令和7年12月定例会(厚生環境委員長報告)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0791161 更新日:2025年12月22日更新

令和7年12月定例会 厚生環境委員長報告

委員長  小山 大志

 厚生環境委員会における付託案件等の審査経過並びに結果について、御報告申し上げます。

 まず、防災局関係として

 柏崎刈羽原子力発電所の安全対策や原子力災害を想定した防災対策については、稼働状況にかかわらず安全・安心の確保に向け不断の取組が求められるので、国や発電事業者とともに実効性の向上を追求すべきとの意見。

 次に、福祉保健部関係として、

 今般の国補正予算を活用した医療機関や社会福祉施設への緊急支援については、厳しい経営環境下における事業継続の下支えとして有効なので、可及的速やかな執行に努めるべきとの意見。

 以上が、審査の過程で述べられた主な意見の概要であります。

 次に、議案採決に先立ち、各党の党議結果の報告を求めたところ、自由民主党からは、全議案いずれも原案賛成。

 未来にいがたからは、第138号議案については、提案されている周知啓発事業は国が行うべきものであること。また、周知啓発により、原発再稼働の安全対策等への理解が深まり、肯定的な意見が増えると見込むことを再稼働了解の判断理由にしながらも、その効果の調査や検証の必要性に言及がないため、第155号議案については、県立松代病院の無償診療所化後の体制と病床を受け入れる県立十日町病院の体制が決まっておらず、この地域の医療水準が低下する懸念があること。また、地元住民の約7割の署名が集まる中、具体的な診療体制などについて地元住民への説明がされておらず、診療所化に理解が得られている状況とは言えないため、それぞれ反対。

 その他の議案については、いずれも原案賛成。

 リベラル新潟からは、第138号議案については、県民意識調査で、県民の6割が安全対策に不安を抱き、7割が東京電力に対して不信感を持っているという結果が出ている中、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働を条件とした交付金を活用するため、第155号議案については、県立松代病院の入院機能存続についての請願と多くの署名が出ている中で、住民合意が満足にできているとは言い難いため、それぞれ反対。

 その他の議案については、いずれも原案賛成。

 真政にいがたからは、第155号議案については、県立松代病院は過疎地域のモデル病院となっており、今の状況では時期尚早と考えるため、反対。

 その他の議案については、いずれも原案賛成というものであります。

 次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、請願・陳情の審査結果について申し上げます。

 請願第13号及び継続中の陳情令和5年第9号については、継続審査。

 請願第11号については、知事は、再稼働の判断・結論に対する県民の意思を確認する方法として、すでに県議会を選択したため、請願第12号については、松代病院の無床診療所化は、令和7年6月4日開催の県立病院経営委員会で説明した上で方針決定に至ったものであるため、請願第14号については、公聴会や県民意識調査などを経ての知事の決断であり、議会として 一定の判断を下す段階にあるため、それぞれ不採択とすべきものと決した次第であります。

 また、本委員会として、「クマ被害対策等に関する意見書」及び「国民の健康を守り国民皆保険を堅持するための対策を求める意見書」を発議することと決しました。

 以上をもって、報告といたします。


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