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令和7年6月定例会(請願第7号)
第7号 令和7年6月10日受理 総務文教委員会 付託
「カリキュラム・オーバーロード」の改善を求める意見書提出に関する請願
請願者 新潟県教職員組合 執行委員長 今井淳
紹介議員 諏佐武史君 土田竜吾君 小林誠君 笠原晴彦君 牧田正樹君
樋口秀敏君 小島晋君 上杉知之君 大渕健君
(要旨)文科省の調査によると、2023年度における不登校の子どもの数は小・中・高等学校を合わせると41万人を超えている。とりわけ小・中学校では11年連続で増加し、過去最多となっている。また、教職員の未配置、長時間労働の実態は改善されず、子どもたちのゆたかな学びを保障するための教材研究や授業準備の時間を十分に確保することが困難な状況となっている。
学習指導要領の改訂にあたっては、子どもたちのゆたかな学びの保障や、教職員の「働き方改革」に大きくかかわっており、「カリキュラム・オーバーロード」の状態等を改善することが喫緊の課題である。このため、次期学習指導要領の内容の精選や、標準授業時数の削減が必要不可欠である。
ついては、貴議会において、地方自治法第99条の規定にもとづき、子どもたちのゆたかな学びの保障や、「カリキュラム・オーバーロード」の早期改善のため、学習指導要領の内容の精選等を行うことを求める意見書を国の関係機関へ提出されたい。
※ 「カリキュラム・オーバーロード」とは
国の教育課程基準にもとづき、学校が定めた教育課程の時数と内容が過多(教育課程の過積載)になっていて、子どもや教職員に過大な負担がかかっている状態のこと。