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令和5年5月臨時会(提案理由)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0582326 更新日:2023年5月22日更新

令和5年5月臨時会提出議案知事説明要旨

議案についての知事の説明を掲載しています。

5月22日 知事あいさつ要旨

 臨時県議会の開会に当たりまして、ご挨拶を申し上げます。

 まず初めに、今般の県議会議員選挙において議員各位がそれぞれの地域住民の大きな期待を担われ、当選されましたことに対し、改めてお祝いを申し上げます。
 今後、県が抱える様々な課題に的確に対処していくためには、議会と私ども執行部がしっかりと議論を深め、一層協力していくことが必要不可欠であると考えております。県政を進める上での車の両輪として、よろしくお願い申し上げます。

 現在、本県が直面している喫緊かつ最重要な課題は、人口減少問題への対応です。
 本県人口は、先般公表された統計によれば、昨年10月1日現在で前年と比べ2万4千人の減少となる215万3千人となり、ピークだった平成9年の249万2千人から、25年連続で減少しています。
 本県においては、高齢化が進展していることに加え、進学や就職を契機とした若年層の首都圏等への社会流出が、出生数の減少にもつながるという連鎖が続いているものと考えております。
 人口減少は、本県が長きにわたり苦しんできた極めて深刻な課題であり、県全体で危機感を共有し、県政のあらゆる分野での政策を総動員して取り組んでいく必要があるものと考えております。
 新潟県が若者や女性などに魅力ある働く場として、起業・創業や農業分野の園芸など新しいことに挑戦できる場として、そして、国内外の観光客など多くの方々から訪れる場として「選ばれる」よう取り組んでまいります。
 また、防災・減災対策に力を入れ、医療や福祉のセーフティネットを充実させるとともに、子育てに優しい社会の実現に向けて、経済的支援、結婚支援、子育て環境整備を三つの柱として、それぞれの取組を強化し、社会全体で結婚や子どもの誕生をお祝いし、子育てを応援しているというメッセージを県内外に発信強化していくことで、将来的な出生率の向上や社会減対策にもつなげてまいりたいと考えております。

 こうした人口減少問題をはじめとした諸課題に対して、県民最優先の基本姿勢の下で、県民の皆様の安全と安心を確保することを第一に、暮らしやすい活力のある新潟をつくり、新潟に住んでいることを誇りに思い、また多くの国内外の方々が、新潟に魅力を感じて訪れていただける「住んでよし、訪れてよしの新潟県」を目指してまいりたいと考えております。

 また、こうした取組を進めていくためには、安定した財政基盤の確立が不可欠です。本年2月に公表した中期財政収支見通しでは、県民・議会の皆様のご協力の下、令和5年度当初予算までに、令和元年度当初予算と比べ234億円の収支改善が図られたところであり、令和5年度の収支均衡など行動計画の目標達成に加え、令和13年度の公債費の実負担のピークにも対応できると見込んだところです。
 今後も経済状況や国の地方財政対策等の動向を見極めながら、引き続き、持続可能な財政運営を進めてまいります。

 県民の皆様との対話を重ね、県政のパートナーである市町村と連携し、国や他県とも協力関係を築きながら、一つ一つ課題の解決に向けて取り組んでまいります。
 議員各位におかれましては、こうした県政への取組姿勢をご理解いただき、特段のご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
 以上、簡単ではありますが、臨時県議会の開会に当たりましてのご挨拶といたします。

5月22日 知事説明要旨

​ ただいま上程されました第85号議案は、人事に関する案件でありまして、監査委員の選任についてお諮りしたものであります。

 よろしくご審議のうえ同意を賜りますようお願い申し上げます。


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