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令和5年2月定例会(陳情第3号)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0559705 更新日:2023年3月2日更新

第3号 令和5年2月10日受理  厚生環境委員会 付託

子どもたちの生活がより文化的なものとなるよう感染症対策の緩和について新潟県としてのメッセージ発出を求めることに関する陳情

陳情者  全国有志子どもを思う会新潟支部 代表 石井麻里子

(要旨)政府より令和5年5月8日に新型コロナウイルス感染症の分類が引き下げられることの決定が発表されたことを受け、基本的な感染症対策の緩和について、厚生科学審議会感染症部会から留意点が示された。「今後3カ月の準備期間を置いた上で行うべき」「マスクや換気等は個人の判断に委ねることを基本とし、今では過剰とも言える感染対策は、できる限り早期に見直しを行いつつ新型コロナの特性をふまえ、有効な方法について、引き続き丁寧に情報発信し、国民の理解と協力を得られるようにする」と書かれている。
 当会で子どもたちにアンケートを実施したところ、一律に着用を求められていない2歳以上の就学前の子どもたち含め、多くの子どもたちが着用の必要がないとされる場面でも、マスクを着用して園生活、学校生活を送っていることを読み取ることが出来る。現在も新潟県内において、同様の状態が継続していると報告を受けている。黙食に関しても、令和4年11月25日に「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」が変更された後も、現場による判断で継続されていると報告を受けている。
 また、様々な理由でマスクを着用せずに生活を送っている子どもたちの中には、心情への理解が及ばないために深く傷ついている子どもたちもいる。前述のアンケートからは、子ども同士の事例だけでなく、教職員の指導等で傷つくこともあるということも明らかであった。
 故に、当会では、3年という年月を費やした感染症対策への真摯な取り組みを、感染症の分類引き下げに併せ、子どもたちへの人権意識へとこれまで以上に注力頂くためにも、実際の教育現場等における感染症対策の早期見直しを具体的に進めていくことを求めている。
 しかしながら、学校長及び園長の聞き取りによると、黙食やマスク着用などの対策を現場判断で緩和に踏み切れない理由として、《マスク非着用者をみると不安になる人》の存在があるとのことだった。
 こうした人々と共に、感染症対策を緩和して戻っていくことができるよう、換気や換気システムなどの導入により‶安心材料の可視化‶を行っていただくなどの具体的な取り組みに努めていただきたい。
 尚、本陳情における子どもとは0~18歳をさす。
 ついては、貴議会において、次の事項に配慮されたい。
1 新潟県として、新潟県民に伝わる形で《感染症対策緩和へ前向き且つ具体的に取り組んでいく旨》のメッセージ発信等をしていただき、教育機関等が子どもたちの生活をより文化的なものへと戻していくために踏み出す‶きっかけ作り‶を行うこと
2 マスク非着用者をみると不安になる人々と共に、従来通りの生活へと感染症対策を緩和して戻っていくことが出来るよう、【換気の重要性、効果の学び】や【換気システム(高機能換気設備、二酸化炭素濃度測定器、サーキュレータ、HEPAフィルター機能付き空気清浄機等)の導入等】により‶安心材料の可視化‶を行うなど、具体的な取り組みに努めること


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