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令和3年6月定例会(厚生環境委員長報告)
令和3年6月定例会 厚生環境委員長報告(7月5日)
委員長 高橋 直揮
厚生環境委員会における付託案件等の審査経過並びに結果について、御報告申し上げます。
まず、防災局関係として
原子力災害時における避難路の確保に当たっては、住民の安全かつ円滑な避難に資する道路整備が急務となっているので、豪雪など地域特性を考慮した財政措置を国に強く求めるべきとの意見。
次に、福祉保健部関係として
新型コロナウイルス感染症のワクチン接種については、感染の収束に向けて接種ペースのさらなる加速が求められるので、優良事例の提供や進捗の差の要因分析に基づく助言を行うなど市町村を積極的に支援すべきとの意見。
次に、病院局関係として
県病院事業については、令和2年度決算が黒字となったものの新型コロナウイルス感染症などによる経営への影響を見通すことが困難なので、引き続き収支改善に努めるべきとの意見。
以上が、審査の過程で述べられた主な意見の概要であります。
次に、議案採決に先立ち、各党の党議結果の報告を求めたところ、自由民主党、未来にいがた、リベラル新潟並びに公明党からは、全議案いずれも原案賛成。
日本共産党からは、第100号議案については、県央基幹病院は県立県営がふさわしいと考えるため反対。
その他の議案については、いずれも原案賛成というものであります。
次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決または承認すべきものと決しました。
次に、陳情の審査結果について申し上げます。
陳情第3号及び継続中の陳情令和2年第15号については、継続審査。
陳情第2号及び第8号については、いずれも計画個所の選定経過や安全対策等について、事実の誤認があるため、陳情第4号及び第5号については、いずれも全世代対応型の社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律は、政府・与党が提出し令和3年6月4日に成立しており、政令で定める日から施行されるため、陳情第6号については、感染症対策のための保健所体制の整備に関しては、既に国において必要な対策を講じているところであり、県においても、国に対応し職員の相互応援や潜在看護師等の人材バンク、保健所の体制強化等に機動的に取り組んでいるため、陳情第9号については、潜在看護師の活用は、個人の意思を尊重するとともに、各々の生活実態に応じた柔軟な勤務体系を用意することを基本とすべきであり、自衛隊の予備自衛官制度に準じ応召義務を課す必要はないため、それぞれ不採択とすべきものと決した次第であります。
また、本委員会として、「医師不足や地域間偏在の解消のための抜本的な制度改革を求める意見書」を発議することと決しました。
以上をもって、報告といたします。
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