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令和2年6月定例会(第15号発議案)
令和2年6月定例会で上程された発議案
コロナ禍における医療提供体制を維持するための対策を求める意見書
第15号発議案
コロナ禍における医療提供体制を維持するための対策を求める意見書
上記議案を別紙のとおり提出します。
令和2年7月3日
提出者 高見 美加 冨樫 一成 笠原 義宗
中村 康司 高橋 直揮 宮崎 悦男
皆川 雄二 佐藤 純
賛成者 河原井 拓也 小山 大志 中川 隆一
保坂 裕一 与口 善之 桜庭 節子
斎京 四郎 松原 良道 青柳 正司
横尾 幸秀 小林 一大 楡井 辰雄
小島 隆 桜井 甚一 沢野 修
尾身 孝昭 柄沢 正三 小野 峯生
帆苅 謙治 渡辺 惇夫 石井 修
星野 伊佐夫 小泉 勝 杉井 旬
重川 隆広 秋山 三枝子 片野 猛
市村 浩二 安沢 峰子 遠藤 玲子
青木 太一郎 佐藤 浩雄 小島 義徳
佐藤 久雄 飯野 晋
新潟県議会議長 岩村 良一 様
コロナ禍における医療提供体制を維持するための対策を求める意見書
新型コロナウイルスに感染する不安から、患者が受診を控え、医療機関も院内感染防止の観点から診療を縮小するなど、多くの医療機関で医業収支が悪化し、医科診療所、歯科診療所、調剤薬局の経営の危機的状況は相当深刻である。県内でも、医療機関を受診する入院・外来患者数が大幅に減少し、県内病院全体では、4月の医業収支の昨年比が約25%減少するなど、病院経営に大きな影響を及ぼしている。
また、国が示した医師偏在指標によると、本県の全国順位は47位であり、医師不足は極めて深刻な状況にある。医師が不足している本県において、新型コロナウイルスのような感染症が大規模に蔓延した場合、医師への負担が増大することにより、感染症対応だけでなく、地域医療提供体制の維持に影響が出ることが懸念されることから、平時に必要とされる医師の確保のみならず、感染症への対応も見据えた医師を確保する仕組みづくりが必要である。
よって国会並びに政府におかれては、国民が安全に安心して暮らし続けることができるよう、医療機関等に対する支援の拡充や医師確保対策等の更なる充実など、医療提供体制を維持するための対策を講ずるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和2年7月3日
新潟県議会議長 岩村 良一
衆議院議長 大島 理森 様
参議院議長 山東 昭子 様
内閣総理大臣 安倍 晋三 様
財務大臣 麻生 太郎 様
総務大臣 高市 早苗 様
厚生労働大臣 加藤 勝信 様