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にいがた県議会だより第93号(4月臨時会の概要)
令和7年4月臨時会(4月16日~4月18日)
東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働の是非を問う県民投票条例の制定を求める直接請求を受け、4月16日から18日までの3日間、臨時会が開かれました。
本会議では「直接請求に係る条例審査特別委員会」の設置が決定され、その後開催された特別委員会において、条例制定請求代表者8名からの意見陳述、執行部からの知事意見の説明、参考人の新潟大学法学部今本啓介教授からの意見聴取、委員と執行部との質疑が行われました。
委員からは、県民投票条例案に賛成、懸念ありとのそれぞれの立場から、
- 原発再稼働を県民投票で問うことの是非
- 14万3,196人の署名による直接請求に対する知事の受け止め
- 住民投票制度に対する知事の認識
- 県民が再稼働への賛否を判断するための情報提供
- 知事が考える県民の多様な意見を把握する方法
- 市町村に事務執行を求めるうえでの課題
- 投票結果の尊重を求める基準
- 県民投票に要する費用
など、さまざまな観点の質疑がありました。
特別委員会では、条例案は賛成少数で否決され、その後の本会議において、条例案に対する修正動議が提出されましたが、修正案及び原案とも、賛成少数で否決されました。
【質疑者一覧】
(代表)
中村 康司 委員(自由民主党)
樋口 秀敏 委員(未来にいがた)
小泉 勝 委員(リベラル新潟)
(一般)
与口 善之 委員(自由民主党)
荒木 法子 委員(自由民主党)
上杉 知之 委員(未来にいがた)
牧田 正樹 委員(未来にいがた)
小林 誠 委員(未来にいがた)
諏佐 武史 委員(未来にいがた)
大平 一貴 委員(リベラル新潟)
北 啓 委員(リベラル新潟)
八木 清美 委員(真政にいがた)
柴山 唯 委員(真政にいがた)
市村 浩二 委員(公明党)
馬場 秀幸 委員(無所属)