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にいがた県議会だより第93号(2月定例会の概要)
令和7年2月定例会(2月17日~3月21日)
可決した主な議案
- 令和7年度一般会計予算
- 令和6年度一般会計補正予算(冒頭提案)
将来の人口定常化を目指し、多くの方から魅力ある場として「選ばれる」よう、「住んでよし、訪れてよしの新潟県」づくりの新たな一歩を踏み出す予算を編成。
(主な事業および内容)
【県民生活や県内経済が直面する足元の課題への対応】
- エネルギー価格高騰対策家庭向け支援事業
- 新事業チャレンジ支援事業
- 「消費喚起・需要拡大プロジェクト」応援事業
- 原油・原材料価格高騰等に対応するための緊急支援
- 地域公共交通の維持・確保のための支援
【「住んでよし、訪れてよしの新潟県」の実現に向けた重点政策】
- 放課後児童クラブ等支援交付金
- 厚生連などの医療機関への経営支援
- 重層的で切れ目ない不登校対策事業
- 官民連携地域創生推進事業
- スマート農業イノベーションによる「儲かる農業」の実現
- 「佐渡島(さど)の金山」を核とした『オール新潟』観光推進パッケージ
- 日本国際博覧会を活用した新潟県の魅力発信の強化
- 地域公共交通キャッシュレス化推進事業
【原子力防災対策の推進】
- 原子力災害時の住民避難を円滑にするための避難路の整備等
- 放射線防護対策を施した屋内退避施設の整備の推進
知事提案理由説明(2月17日・開会日)
連合委員会における参考人招致
3月14日、柏崎刈羽地域における原子力防災の取組と国の支援体制の検討状況等について調査するため、原子力規制庁、内閣府及び資源エネルギー庁から、村瀬佳史長官をはじめ計11人を参考人として招致し、連合委員会を開催しました。
委員からは、
- 設置が義務付けられている特定重大事故等対処施設の完成が遅れる中で、立地県知事及び市町村長に対し原発再稼働に係る理解の要請を行うことについての認識
- 地震や大雪等の自然災害と原子力災害が重なる複合災害を想定した避難所の整備、避難路の整備
- 屋内避難した場合の、屋内への放射性物質の侵入や被ばくについての認識
- 再稼働への県民の理解を得るための取組
などについて厳しい意見が出されました。
【質疑者一覧】
高橋 直揮 委員(自由民主党)
土田 竜吾 委員(未来にいがた)
笠原 晴彦 委員(未来にいがた)
重川 隆広 委員(リベラル新潟)
渡辺 和光 委員(真政にいがた)
市村 浩二 委員(公明党)
馬場 秀幸 委員(無所属)
可決した発議案
議員が提出した次の条例・意見書を可決しました。意見書は、内閣総理大臣をはじめ、国の関係機関や国会に提出し、その実現を図るよう要望しました。
- 新潟県拉致問題等の啓発の推進に関する条例
- 新潟県歯科保健推進条例の一部を改正する条例
- 有人国境離島地域に対する支援の拡充等を求める意見書
- 全ての拉致被害者の即時一括帰国を求める意見書
- 揮発油税及び地方揮発油税の暫定税率廃止を求める意見書
- 学校における教職員の欠員解消を求める意見書
- 下水道などインフラ設備への国の公的支援を求める意見書
- 新潟県議会の保有する個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例
- 防災・減災、国土強靱化対策の更なる拡充・強化を求める意見書