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にいがた県議会だより第76号(本会議質問4)
一般質問(12月4日)
尾身孝昭議員
(自由民主党)
特定の診療科の医師確保について
(問) 地域医療を確保していくためには、医師不足が顕著な精神科医や産科医等の確保が急務と考える。これらの特定診療科の医師確保の取組を一層強化すべきと思うが、所見を伺う。
(答) 県では、精神科医及び産科医を目指す臨床研修医等に対する奨学金の貸与や、分娩手当の支給など産科医の処遇改善を行う医療機関への支援等を行っている。
加えて、研修医や医学生に対して専門研修プログラムの説明会などを通じ、精神科医や産科医としてのやりがいや魅力を伝えているところであり、引き続き、医師不足が顕著な特定診療科の医師確保・定着に努めていく。
また、医師不足が顕著な精神科等の専門医の確保・定着には、県内の病院で専門研修を受けることが効果的であると考えている。
専門研修においては、国が設定した新たなシーリングの効果により、例えば精神科については、首都圏などの募集定員が徐々に削減されているところである。
しかしながら、激変緩和措置がとられているため、偏在是正を図るには効果が不十分であり、より厳格なシーリングの実施が必要と県としては考えている。
そのため、こうした制度改正についても国に強く働きかけていく。