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にいがた県議会だより第76号(本会議質問2)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0346013 更新日:2021年1月24日更新

代表質問(12月3日)

高倉栄議員

高倉栄議員
(未来にいがた)

今後の新型コロナウイルス感染症対策について

(問) 本県では、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行に備え、県内29市町村に計約500医療機関を指定し、かかりつけ医等で早期に受診・検査できる体制を整え、また、24時間365日対応する受診・相談センターの設置も行い、新型コロナウイルス感染に対する県民の不安解消に向け、着実に進捗していると思うが、改めて知事の新型コロナウイルス感染症対策に向けた決意を伺う。

(答) 本県では、これまで感染拡大ピーク時に備えて宿泊療養施設や病床の確保、検査能力の拡大、コールセンターの拡充など相談体制の強化、発熱患者等に対応する医療機関の拡大を含む診療・検査体制の強化等を行ってきたところであり、引き続き、万全の体制で県民の安全・安心を確保できるよう全力で取り組んでいく。
 加えて、今般の注意報発令の際にも、県内外での行動における注意事項や、発熱などの風邪症状が見られた際の早期受診を呼びかけているところであるが、受診までに数日が経過している事例が見受けられることから、更に早期受診の徹底を呼びかけるなど、感染拡大防止対策に取り組んでいく。

県央基幹病院の医療スタッフの確保について

(問) 県央基幹病院の運営主体決定後の医師、看護師、医療スタッフの確保策等の基本方針並びにタイムスケジュールについて伺う。また、医師、看護師、医療スタッフの確保に向けた知事の決意を伺う。

(答) 「断らない救急」の実現など、県央基幹病院が、求められる医療機能を開院時から担うためには、医師、看護職員等の医療スタッフの確保が重要と考えており、運営主体とともに、県央基幹病院の魅力を高めながら、医療スタッフの確保及び育成に取り組んでいく。
 医療スタッフの確保策の基本的な考え方については、県央基幹病院の具体的な診療機能、周辺病院との連携や役割分担を明確にし、それを踏まえて、地域医療の現場経験がキャリアパスにつながるような環境の整備、働きやすい勤務環境の整備等、基幹病院の魅力を高めていくことで多数の医師や看護職員を確保していくというものである。
 また、タイムスケジュールについては、医療スタッフの確保は、運営主体の決定を待たずに、できるところから取り組んでいるが、来春以降は、運営主体が策定する医療スタッフの確保計画等に基づき、着実に取り組んでいく。

吉田病院の整備に関する基本方針等について

(問) 民間活力を活かした県立吉田病院の運営に向けた取組のスケジュールに関して、先の議会で、できる限り早期に方針を決定するとの答弁があったが、運営に興味のある県内病院運営法人の立場からすれば、議論のスピードが重要であり、遅くとも年内、年度内には、運営方針を含めた県立吉田病院の耐震化未了における現地建替等の基本方針を示すべきと考えるが、現時点において方向性は見えているのか、所見を伺う。また、議論の進捗が県立吉田・加茂病院で相違するのであれば、個々に進めることも肝要と考えるが、併せて所見を伺う。

(答) 吉田病院については、これまで運営に関心を持つ医療法人と2回にわたり運営への意欲や機能・規模等について意見交換を行う中で、多くの法人が運営に強い意欲を持っているとの感触を得ているところだが、今後、更に詳細な条件等について意見交換を重ねていく。
 また、その結果等を地元市町村に提供し、意見交換を重ねるとともに、改築を含む耐震化の手法についても具体的に検討し、公設民営など民間活力を活かした運営に向けた取組を着実に進める中で、できる限り早期に方針を決定できるよう、スピード感をもって取り組んでいく。
 なお、吉田、加茂病院については、それぞれ建物の状況や立地条件等も異なることから、今後は個々に進めることも含めて、柔軟に取組を進めていく。

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