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にいがた県議会だより第76号(本会議質問14)
一般質問(12月7日)
高見美加議員
(自由民主党)
ニホンザルの捕獲と連携体制の構築について
(問) ニホンザルに関しては、銃による捕獲を行っている市町村と行っていない市町村があり、県内での対応が異なっているが、捕獲圧は均一にかけるべきと考える。県が定めた管理計画は、市町村と共有できているのか、また、市町村との連携をどのように行っているのか伺うとともに、広域的な連携体制を早急に構築すべきと考えるが、所見を伺う。
(答) 捕獲に当たり市町村間で対応の違いがあると認識しているが、いたずらに銃器で捕獲することは、群れの分裂を招き、被害拡大に繋がるおそれがあるため、市町村が連携し、群れの活動範囲を基に対応することが必要と考えている。
また「第二期新潟県ニホンザル管理計画」では、被害を発生させないよう群れ全体でニホンザルを管理することとしており、県や市町村、関係機関で構成する連絡会議等の場で情報を共有・連携しているところである。
県としては、引き続き、複数市町村にわたる群れの移動情報の共有など、広域的な連携を後押しするとともに、効果的な被害防止対策を実施できる連携体制の構築に向け、関係機関や県民との間で、現状認識や取組の方向性を共有できるよう、基本方針を策定していきたいと考えている。