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平成30年12月定例会(陳情第13号)
第13号 平成30年11月30日受理 総務文教委員会 付託
平成29年3月に実施された新潟県公立高等学校入学試験の英語科の問題における出題ミスに関する陳情
陳情者
(要旨)
平成29年3月に実施された新潟県公立高等学校入学試験の英語科の問題における出題ミスについて、具体的には、〔2〕(1)のEである。示されたholdを過去分詞heldにする問題である。これは、「私はお祭りが開催される時しかそれを着ません。」という内容である。holdが持つ「(イベントなど)を開催する」という意味を知らなければ解くことはできない。ところが、新潟市などで使われていた「NEW CROWN ENGLISH SERIES」では、「(手などでしっかり)持つ、にぎる、だく」だけが使われていて、「(イベントなど)を開催する」は扱われていなかった。教科書にない語を入試問題で使用する場合には(注)をつけなければならない。解答のheldは覚えておかなければならない形ではあるが、「(イベントなど)を開催する」という意味が扱われていない教科書がある以上、(注)に示される必要があった。しかし、教育庁はこれを見落としたと思われる。なぜなら、30年3月に実施された入試の解答例の中で「開催する」という意味でheldを使用しているから。
私は平成30年10月9日に東京水道橋駅前にある三省堂本社を訪れ、教科書担当の方から下記のことを確認した。
「NEW CROWNにおけるholdについては、2012年2月25日発行のものから現行のものに至るまで、『(手などでしっかり)持つ、にぎる、だく』の用例しか扱っていない。」
ついては、貴議会において、標記の件について下記3項目が実施されるよう配慮されたい。
1 新潟県教育庁が調査してミスを認識すること。
2 新潟県教育庁がミスを公表して県民に謝罪すること。
3 新潟県教育庁が再発防止策を講ずること。
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