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平成28年6月定例会(陳情第5号)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0004310 更新日:2019年1月17日更新

第5号 平成28年4月15日受理 建設公安委員会 付託

JR北海道を一時的国有化すべきと考える意見書提出に関する陳情

陳情者 一輪のバラの会 代表 加藤克助

(要旨)

 現在、日本は少子高齢化の波が止まらず、人口減少時代に入りつつある。又、全国的に人口は大都市圏に集中し、地方の市町村は人口減少の深刻な影響を受けており、全国の地方鉄道は沿線人口減少で過疎化が進み、路線の減便、廃線が相次いでいる。
 北の大地の北海道は特に気候風土が厳しく、厳寒期は、猛吹雪が各地を襲いあらゆる物が凍結し、集落は孤立し人の移動もままならない。広大な交通機関を維持するのは、本土と違い莫大な費用がかさむ。
 又、北海道の鉄道の黎明期は、明治維新時の富国強兵策のなかで、北海道の石炭が国の重要な資源と重要視され、採炭地を中心に鉄道網が構築された。又、戦争の時代を経て、戦後復興の為のエネルギーとして重要視され、採炭地は経済的に繁栄をした。
 その後、安価な石油が輸入され次第に石炭産業は斜陽化して行き、採炭地は人口が減少し、その後の車社会の到来で鉄道の乗降客の減少に拍車がかかり大幅な減便、廃線が迫られているのが現状である。
 北海道全体の経済力の向上を図らない限りJR北海道は札幌中心圏まで縮小するしか生き延びることはできない。
 ついては、貴議会において、北海道の経済力向上の青写真が描かれるまで、JR北海道を民営化から一時的国有化すべきと考える意見書を国に提出されたい。

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