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平成27年6月定例会(陳情第12号)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0004004 更新日:2019年1月17日更新

第12号 平成27年6月18日受理総務文教委員会 付託

普天間飛行場に配備しているMV22オスプレイの即時撤廃、並びに横田基地へのCV22の配備計画と佐賀空港へのMV22の配備計画の撤回を求める意見書提出に関する陳情

陳情者 新潟県平和運動センター 議長 齋藤悦男

(要旨)

米海兵隊の新型輸送機MV22オスプレイが5月17日、米ハワイ州・オアフ島で訓練中に着陸に失敗し、乗組員1人が死亡し、21人が病院に搬送された(後に病院で1人死亡)。この事故以前にも、MV22は5回事故を起こしている((1)2000年4月アリゾナ州で19人死亡 (2)同年12月ノースカロライナ州で4人死亡 (3)2012年4月モロッコで2人死亡 (4)2013年8月ネバダ州で死傷者なし (5)2014年10月ペルシャ湾で1人不明)。また、同様に米空軍用のCV22も2回事故を起こしている((1)2010年4月アフガニスタンで4人死亡 (2)2012年6月フロリダ州で5人けが)。
 オスプレイについては、17年間にわたりその性能を分析したレックス・リボロ元主任分析官が、全エンジン停止時に機体落下で生じる空気抵抗で回転翼を回して緊急着陸をする「オートローテーション機能」がオスプレイにないこと、低空飛行訓練で山間地域を飛ぶ場合は風の影響などで操縦ミスを起こしやすいことを指摘している。
 このような危険なオスプレイを住宅が密集する普天間基地に配備し、本県を含む数ルートで低空飛行訓練を行うことは、日本に住む人々の命を危険にさらす以外のなにものでもない。
 また、横田基地には米空軍CV22の配備が強行されようとしているし、佐賀空港には2018年度までに順次、陸上自衛隊が購入する17機のMV22を配備する方針を防衛省が示している。このようにオスプレイが配備される地域が拡大すれば、益々日本に住む人々の安心安全が損なわれることになる。
 ついては、貴議会において、普天間飛行場に配備しているMV22オスプレイの即時撤廃、並びに横田基地へのCV22の配備計画と佐賀空港へのMV22の配備計画の撤回を求める意見書を国に提出されたい。

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