ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

平成27年2月定例会(陳情第2号)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0001384 更新日:2019年1月17日更新

第2号 平成27年1月6日受理厚生環境委員会 付託

悪性腫瘍(通称がん)の窓口負担の医療費を無料にすることを求める意見書提出に関する陳情

陳情者 一輪のバラの会 代表 加藤克助

(要旨)
 日本人の死因のトップは悪性腫瘍(通称がん)で、一生のうちに二人に一人が何らかのがんにかかると言われている。
 健康診断で、胃の二次検査が必要と指摘され、精密検査の結果、胃潰瘍と診断されれば、胃がんではなくほっとするが、胃がんと診断されると、医師の説明の言葉が聞き取れなくなるほど、精神的に大変なショックを受け、ひどく落ち込み、不安で眠れなくなることもある。そして、治療に移れば、手術、抗がん剤治療など色々な処置が行われ、治療の影響で、痛みや、吐き気、食欲不振、だるさなど、つらい後遺症が発生する。
 その間、仕事を休めば収入が減収し、経済的にも苦境に陥る。治療が長期に渡れば治療費の捻出が困難になり、治療を途中であきらめる方も生じかねない。本人と家族にとっても困難な状況に追い込まれる。
 高額な窓口負担に対して高額療養費制度を利用しても、長期に病院に入院すれば医療費の他に、食費(入院時の食事、他)、差額ベッド代、入院中の生活費(テレビカード、他)、自由診療の治療(がん治療などに多い、保険適用外の治療)など多額の費用がかかる。又、治療後社会に復帰しても、治療の後遺症が出れば、再び元の仕事には戻ることは困難になり、経済的な苦境に陥る。がん患者の方々の経済的負担を軽減し、社会に復帰後、働いて頂く事が社会全体の利益になると信じている。それゆえに、がん患者の窓口負担の無料をお願いする次第である。
 ついては、貴議会において、がん患者の窓口負担を無料にすることを求める意見書を国に提出されたい。

平成27年2月定例会(請願・陳情)へ
新潟県議会のトップページへ