ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

平成26年12月定例会(請願第9号)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0002534 更新日:2019年1月17日更新

第9号 平成26年11月25日受理 総務文教委員会 付託

新潟県私立中学高等学校教育への助成の充実に関する請願

請願者 新潟県私立中学高等学校協会 会長 武石文雄

紹介議員 小林林一君 西川洋吉君 渡辺惇夫君

(要旨)

 近年、グローバル化が進展する社会の中、本県の私立中学高等学校は、建学の精神に基づき、県民の期待に応えるべく時代や社会の要請に応じた特色ある教育を積極的に展開して、本県の公教育の発展に全力を上げて努力している。
 しかしながら、県内の中学校卒業者が減少する中、各私立中学高等学校では学業はもとよりスポーツ・文化活動において大きな成果を上げるなど教育を充実することにより生徒確保に懸命に努力しているが、今後、私立中学高等学校の経営はますます厳しい状況が想定される。公教育の将来を考えるとき、私学の特性と公立の特性とが相俟っての教育体制が維持されてこそ、健全な発展が可能となり、一人一人の個性に応じその個性を伸ばしきる教育という時代の要請にも応え得るものと考える。
 今年度より新しい就学支援金制度が拡充されたものの教育費の保護者負担の公私格差は依然として大きく、更なる改善が望まれる。本県の教育環境をさらに充実していくためには、公立とともに私学が維持・発展していくことが必要であり、そのためには今後の私立中学高等学校の自助努力もさることながら公立中学高等学校に比べて遙かに財政的基盤の脆弱な私立中学高等学校に対する助成措置の充実が引き続き必要である。
 ついては、国・県の行財政改革が進められ、喫緊の事業も多い中、県においては様々な課題が山積していることとは思うが、貴議会において、是非私立中学高等学校が担う公的責務をご理解いただき、私立中学高等学校に対する経常費、学費支援、施設設備費支援など県の助成を一層充実されるよう配慮されたい。

平成26年12月定例会(請願・陳情)へ

新潟県議会のトップページへ