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平成25年6月定例会(陳情第8号)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0002676 更新日:2019年1月17日更新

第8号 平成25年5月31日受理 総務文教委員会 付託

違憲状態の衆議院を解散させる為の意見書提出に関する陳情

陳情者

(要旨)

 裁判所が違憲無効と判決する可能性を無視して、当時の首相と野党党首の談合、野合により、実施されたさきの衆議院総選挙から間もなく半年が経過する。
 この間に16件の高裁判決が3月中に出された。予想どおり憲法違反だと認められた。その後、本県の人の訴訟も認められた。しかし、2か所の判決が違憲無効と判決を出したが、他の高裁判決は無効ではないと言った。事情判決なる便利な言葉があるのだとか。
 愚鈍な小生には、違憲だが無効でないとする判決は、全く理解できない。主権者をばかにしたへ理屈と呼ぶべき暴論だ。もし、子供が親に向かってこんなへ理屈を並べたなら、確実にげんこつを食らわせられるに決まっている。
 高裁判決から3か月とか、100日のうちに最高裁の判決が出されるはずだが、今のところ音さたなしなのは、最高裁はマスコミの論評と世論の動きを注視しているのだろう。俗に言うようす見である。マスコミは心得たもので、有力者に嫌われる論評は吐かぬもの。以心伝心というものだろう。
 最高裁がようす見を決め込み、マスコミがそ知らぬそぶりでいるからか、首相は違憲選挙で大勝しただけなのに、すっとぼけている。二、三度、国会中継を見た限りでの話だが、彼は0増5減は司法の要求だと答弁していた。1票の格差を是正せよというのが司法の要求なのであり、0増5減ではないのに。こんな人をばかにした答弁、奇弁を非難する質問議員がいない。
 小生は5月14日の午前11時30分、市の食堂でおべんちゃらを使う野党議員の質問の中継を見た。20日の午後3時、自宅でラジオを聴いた。野党議員かどうかは知らぬが、若手らしい声で、この議員もおべんちゃらを並べていた。
 輪転機をくるくる回して、日銀はお札を刷りまくっているらしい。経済の仕組みを知らぬぼんくら老人だが、かってに想像すると相場師、山師がドルで安い円を買いまくりその金で日本企業の株を買いあさっているように見える。ここぞという時たたき売れば、大もうけは確実だろう。
 つい3か月前まで9,000円台だった株価が現在は15,000円近いと聞く。数か月で150パーセントに値上がりなら大もうけだから相場師が日本株をたたき売る日は近いはず。その時日本は20年前のバブル破綻(はたん)の再来に遭うのではないかと心配である。安倍人気というか、若手のおべんちゃらを笑う話がつい脱線した。話を戻す。
 0増5減は司法の要求と奇弁をろうする首相が憲法第96条を改正したいと騒いでいる。ちょっと待て、君は違憲議員であり違憲首相だ。他の違憲議員ともども違法な人が、こんな重要なことを発議するのは困る。不法、犯罪的暴挙というものだ。新聞、テレビなどは、単なる言論商人でしかないから暴挙に対する非難、批判はやりそうもない。
 安倍首相はのんきに最高裁の判決を待つのではなく、2.43倍の格差があり、0増5減をやっても、2倍以上の格差が生じるという現状を考え、なるべく早期に衆議院を解散し、再選挙を実施せよと申し入れてもらいたい。
 本来なら、今すぐ解散というべきだが、きちんと選挙区を見直し、少なくとも2倍以下の格差にと是正するには、ある程度日数が要るはずだから、可及的速やかにというのである。
 主権者は国民なのであって、首相や議員などではない。彼らはパブリックサーバントでしかないのだ。分かりきった話であるが、これを忘れている者が多いようなので、蛇足ながら一言付け加える。
 ついては、貴議会において、なるべく早期に衆議院を解散し、再選挙を実施することを求める意見書を国に提出されたい。

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