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平成24年6月定例会(陳情第8号)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0002319 更新日:2019年1月17日更新

第8号 平成24年5月10日受理 総務文教委員会 付託

天皇家は四季折々の時、京都御所に長く滞在して下さることを求める意見書提出に関する陳情

陳情者

(要旨)

 私事で恐縮であるが、私の中学時代の修学旅行は江ノ島、鎌倉、東京が定番であった。東京は、羽田空港、皇居を中心に見学したが、初めて見る皇居に感動したことは今でも鮮明に覚えている。
 その後、歴史を学ぶ中で、明治維新の為政者は、日本社会の近代化を進めるために、いろいろな政策を実行した。東京奠都(てんと)はその一つである。京都は盆地で面積も狭く、これに対して、江戸は広大な関東平野と、その当時世界的な人口を有しており、そのうえ、徳川幕府崩壊で、江戸町民の人心が動揺しており、江戸町民の人心の動揺を鎮めるために、天皇が京都から江戸に行幸し江戸城に居を移し、東京奠都を実行した。
 東京奠都によって江戸町民の動揺も落ち着き、江戸城は皇居となった。それ以降、新政府は廃藩置県、徴兵制導入など、多くの諸制度を導入し、近代国家の形を整えた。
 これらの諸制度によって、日本は、地方主権から中央集権制度に体制を変革した。特に、江戸を東京と改称し、東京に政府の中枢機能を集めたことによって、すなわち東京一極集中体制が確立し、明治、大正、昭和、平成と時代の変遷を経て、今でも東京一極集中体制が続いているのが現状である。
 東京一極集中体制を排し地方復権を図るために、四季折々のとき、天皇家は京都御所に滞在され、将来は京都に還幸し、京都御所にお住まいされることを切望する。
 ついては、貴議会において、天皇家は四季折々のとき、京都御所に長く滞在してくださることを求める意見書を国に提出されたい。

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