ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

平成24年6月定例会(陳情第4号)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0002897 更新日:2019年1月17日更新

第4号 平成24年2月22日受理 総務文教委員会 付託

日本の平和と安全を守る為に、自衛力増強ではなく対外的情報機関を設立することを求める意見書提出に関する陳情

陳情者

(要旨)

現在、日本が抱える領土問題は大変厳しい状況である。ロシアと北方四島返還問題、朝鮮半島は依然南北対立が激しく、そのうえ日本と北朝鮮は拉致、核問題、韓国とは竹島問題、中国とは尖閣諸島沖漁船衝突、東シナ海ガス田問題などで紛争を抱え、南シナ海では中国はベトナム、フィリピン、ブルネイ、マレーシアなどと領土問題で紛争が一段と激しくなっているのが現状である。
 大国中国は、改革開放・経済政策の結果、GDPでは世界第二の経済大国になり、中国の経済的発展は目をみはるものがある。しかし、強引に経済成長を推し進めるあまり、経済を発展させる過程で多くの資源、食糧などが継続的かつ急激に必要となり、自国で資源、食糧が賄いきれないため、海外に資源、食糧を求めざるをえなくなった。
 このために、海外に自国の権益を確保し、海外で企業活動をする自国民を守るために、一つの手段として軍事力が必要になり、軍備拡張を急ぐのが今の中国の現状だと思う。
 また、東アジアの火薬庫と言われる北朝鮮の問題も、核、弾道ミサイルの問題が発生するたびに、北朝鮮についての情報は、大国中国や、韓国、アメリカなど西側から提供を受け、いつも国の対応が遅れ気味である。日本独自の情報収集ができなければ、独自外交はできないと感じている。
 常日ごろから、あらゆる国と交流密度を高め、特に、勃興(ぼっこう)するアジア諸国の文化、風土、言語を学び、その過程で多くの人々から日本の理解者になっていただき、親日派を育て、交流することが、日本の平和と安全を守ることにつながると思う。
 ついては、貴議会において、日本の平和と安全を守るために、自衛力増強ではなく対外的情報機関を設立することを求める意見書を国に提出されたい。

平成24年6月定例会(請願・陳情)へ
新潟県議会のトップページへ