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平成24年6月定例会(第15号発議案)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0003117 更新日:2019年1月17日更新

平成24年6月定例会で上程された発議案

放射性物質に係る食品の安全性の確保を求める意見書

第15号発議案

 放射性物質に係る食品の安全性の確保を求める意見書

上記議案を別紙のとおり提出します。

平成24年7月13日


提出者

佐藤 莞爾、佐藤 卓之、佐藤 純
桜井 甚一、斎藤 隆景、尾身 孝昭
柄沢 正三

賛成者

高橋 直揮、宮崎 悦男、青柳 正司
坂田 光子、矢野 学、金子 恵美
皆川 雄二、小林 一大、冨樫 一成
楡井 辰雄、小島 隆、小林 林一
西川 洋吉、岩村 良一、沢野 修
金谷 国彦、早川 吉秀、中野 洸
小川 和雄、小野 峯生、帆苅 謙治
渡辺 惇夫、石井 修、東山 英機
三富 佳一、星野 伊佐夫、竹島 良子
志田 邦男、青木 太一郎、松川 キヌヨ
佐藤 浩雄、片野 猛、横尾 幸秀
若月 仁、小島 義徳、佐藤 久雄

新潟県議会議長 村松 二郎 様

放射性物質に係る食品の安全性の確保を求める意見書

 食品の安全性については、4月から食品中の放射性セシウムの新基準値が適用されたが、最初の1か月で基準値を超過する食品が報告されている。
 厚生労働省は「放射性セシウムが高く出やすい品目を優先的に検査しており、超過割合は高くなる傾向になる」としているが、新基準値を超えたのは、いずれも1kg当たり100ベクレルを基準とした野菜や魚などの一般食品であり、1kg当たり10ベクレルの飲料水や1kg当たり50ベクレルの牛乳、乳児用食品に超過は無く、魚や原木しいたけに多い傾向にある。
 国民の安全と安心の確保のためには、十分な監視・検査体制が必要であるが、スーパーや小売店では、放射性セシウムが少しでも検出された食品は販売しないところも多くあるなど、国よりも厳しい独自基準が運用されている。
 このことは、国民の食品の安全性に対する不信感が根強く、政府の対応が信用されていないことの証である。
 また、このような混乱した状況は、農林水産業者に大きな被害を与えており、国は新基準の安全性の根拠等について国民の理解促進に努めなければならない。
 加えて、河川における放射性物質の検査では、砂地よりも粘土等の泥の多いところでセシウムが多く検出されているとも指摘されており、川の水質はもとより、魚や貝などの安全性についての調査や検討も必要である。
 よって国会並びに政府におかれては、食品の安全性の確保を図るとともに、放射能に関する正確かつ適切で分かりやすい情報を発信し、国民の理解の促進に努め、混乱により影響を受けている農林水産業者に対しても特段の対応を図るよう強く要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 平成24年7月13日

新潟県議会議長 村松 二郎

衆議院議長 横路 孝弘 様
参議院議長 平田 健二 様
内閣総理大臣 野田 佳彦 様
文部科学大臣 平野 博文 様
厚生労働大臣 小宮 山洋子 様
農林水産大臣 郡司 彰 様

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