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平成24年2月定例会(陳情第1号)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0002476 更新日:2019年1月17日更新

第1号 平成24年1月19日受理 総務文教委員会 付託

皇統厳守を求める意見書提出に関する陳情

陳情者 特定非営利活動法人南洲倶楽部 理事長 川崎文博

(要旨)

 万世一系の日本国天皇は、世界に類例なき二千六百七十余年の歴史を有しており、しかるがゆえに日本国皇室はまさに世界に冠たる皇室である。
 皇位継承は、皇統を継ぐ男系男子に限られてきた。肇国(ちょうこく)以来の長きにわたり、皇室の血統の正当性・純粋性が保たれてきたのである。
 それが天皇・皇室の歴史であり、日本国の歴史でもある。天皇・皇室は日本国民の至宝であり、最も誇りとするところである。
 天皇・皇室は血統正しきゆえに、高貴なるがゆえに、その歴史が長きがゆえに、日本国民に深く敬意・敬愛され続けているのである。
 今、「女性宮家」の創設のため、「皇室典範」の改正が政府において検討されているようであるが、拙速な方向づけや改正はごはっとである。
 背景には、女性皇族は結婚と同時に皇籍離脱されるので、皇族が減少し、ために皇統の安定的な維持に影響があり、また、天皇陛下の御公務を補佐・代行し、陛下の御負担を軽減することについても支障が出ると危惧(きぐ)されていることがある。
 秋篠宮殿下は、これに関連して、天皇陛下の御健康を気遣って「天皇定年制」に言及なされている。天皇陛下の御公務を軽減し、御身体を大事になされることは国民の深く願うところである。
 「女性宮家」創設に係る「皇室典範」改正問題はしごくもっともな理由づけのようであるが、我々は断固として政府を監視しなければならない。
 なぜならば、野田政権は明らかに左翼政権であり、日本の伝統文化や皇室への尊崇の念や皇室の存続・擁護に極めて冷淡である。
 否、冷淡というよりも敵視する政権であると言っても過言ではない。
 野田政権は、この機に乗じて、今また「女性天皇・女系天皇」の容認問題を蒸し返し、あらぬ画策をするのではないかと警戒されているのである。
 あの悪名高き小泉純一郎政権の轍(てつ)を決して踏んではならない。
 かつて小泉はふそんにも、多くの善良なる国民や数多の憂国学者や識者の強い反対を押し切って、「皇室典範に関する有識者会議」という名のもとに御用学者や茶坊主識者の集団を立ち上げ、「女性・女系天皇容認」・「男女を問わず長子優先」の報告書を出したのである。
 2,670年にわたる悠久の皇室の歴史・伝統を覆す重大この上なきことがらを、たかだか1年間の形式的な審議のみで報告書を上げることは不敬の極みであり、言語に絶する暴挙であり、日本の歴史と皇室への反撃にほかならない。
 秋篠宮御夫妻の長男「悠仁」様の御誕生により、結果としてこの報告書が封殺されたのは当然のことである。天皇・皇室を奉戴(ほうたい)する国民の責務は、皇統を尊ぶことである。御皇室を守ることである。日本人の誇りを鼓舞することである。
 日本国民は、万世一系の皇統にあらがうことがあってはならない。
 ついては、貴議会において、「皇統厳守」の世論を喚起し、野田政権を牽制(けんせい)し皇室典範に係る自覚と自制を求めるために皇統厳守を求めることを内容とした意見書を国に提出されたい。

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