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平成23年12月定例会(陳情第30号)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0001938 更新日:2019年1月17日更新

第30号 平成23年11月30日受理 総務文教委員会 付託

佐渡島の離島航路運賃及び島民の生活に必要な燃料の負担軽減を求める意見書提出に関する陳情

 陳情者 住みよい佐渡を創る会 代表 富田寶元 外2名

 (要旨)

 佐渡島の人口は半減し、高齢化率は約38パーセントと高く、働く場所の少ない島の経済は市町村合併に伴い著しく縮小され、高齢者の年金暮らしの島となってしまった。
 この要因は、絶対的な宿命を持つ離島であるからである。私たちが本土へ行くためには海路に頼るしかないのである。本土で暮らす人たちには、日常生活では航路の利用に伴う金銭的負担はないが、離島で暮らす人々にとっては、航路の利用に伴う金銭的負担は必要不可欠である。
 日本は多くの離島を有することから、排他的経済水域では世界で6番めの広さがあると聞いている。このことは、離島での生活が成り立つことによって、日本の領土であるということが客観的に明確となるなど大切な国益となり、国民が支えなければならないものと考える。
 離島の人口減少と高齢化及び産業活動の低迷は、離島航路の船舶の維持に大きな負担となり、島民の生活維持に大きな影響を及ぼしかねない現実である。
 離島は大きな働く場所がない、物価高、観光客の減少、教育・医療等あらゆる面で本土と大きな格差の中で細々と生活をともさなければならず、若者が定住を好まないのが現実である。
 離島振興法の改正に当たり、全国の離島において共通した大きな課題であると認識しているので、法律の中に航路助成に関する事項を明記されることを願うものである。
 ついては、貴議会において、島内で販売されるガソリンにかかる揮発油税を半額にするとともに、島への輸送コストを国庫補助することを求める意見書を国に提出されたい。

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