ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

平成23年2月定例会(第9号発議案)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0003448 更新日:2019年1月17日更新

平成23年2月定例会で上程された発議案

佐渡空港滑走路2,000メートル化促進に関する意見書

第9号発議案

 佐渡空港滑走路2,000メートル化促進に関する意見書

上記議案を別紙のとおり提出します。

平成23年3月24日


提出者

中野 洸、金谷 国彦、小林 一大
佐藤 純、桜井 甚一、佐藤 莞爾
早川 吉秀、柄沢 正三

賛成者

皆川 雄二、冨樫 一成、佐藤 卓之
市村 孝一、楡井 辰雄、小島 隆
片野 猛、小林 林一、西川 洋吉
岩村 良一、沢野 修、斎藤 隆景
尾身 孝昭、小川 和雄、村松 二郎
帆苅 謙治、三林 碩郎、長津 光三郎
渡辺 惇夫、石井 修、東山 英機
三富 佳一、星野 伊佐夫、長谷川 きよ
梅谷 守、石塚 健、大渕 健
内山 五郎、宮崎 増次、竹山 昭二
市川 政広、小山 芳元、志田 邦男
青木 太一郎、松川 キヌヨ、中川 カヨ子
横尾 幸秀、若月 仁、金子 恵美

新潟県議会議長 小野 峯生 様

佐渡空港滑走路2,000メートル化促進に関する意見書

 離島である佐渡は、国土の保全等において重要な役割を有しているものの、産業基盤及び生活環境の整備等は他の地域に比べ低い状況にある。佐渡の振興を図るため、その地勢や自然的特性を生かし、これまで様々な努力が積み重ねられてきたが、昨年夏の佐渡汽船「おおさど丸」の故障による長期欠航で、生鮮食料品など生活必需品の品薄状態を招いた事例を見るまでもなく、離島のハンディキャップは依然として大きいものがある。
 特に、荒天が続く冬期間は、ジェット高速船の欠航が続き、カーフェリーの運航にも支障が出ることも多く、新潟市内への通院や買い物だけでなく、生鮮食料品や燃料などをはじめとする日常生活に必要な物資の流通でも大きな影響を受けている。また、風浪による港湾施設や護岸の被害などに見られるように、自然の猛威は想像以上のものがあり、いつ何時絶海の孤島と化してしまうことになっても何ら不思議ではない。
 このような状況の中で、佐渡空港滑走路の2,000メートル化の実現は、安全と安心の観点ばかりでなく、観光振興や企業立地の促進等による島内活性化の観点からも期待が大きく、佐渡島民の長年の悲願となっているものである。すでに多くの離島において空港整備が行われ、経済や観光に大きく寄与しているにもかかわらず、佐渡空港は890メートル滑走路という特殊性から、ジェット旅客機はおろか座席数100席未満の小型機の就航すらままならない状況にある。
 近年、中国や韓国、ロシアなどの領海や領土についての身勝手な主張による不法占拠等が憂慮される事態となっており、北朝鮮によるテロ行為などの不測の事態も考えられることから、我が国の領域や排他的経済水域等の保全、海洋資源の利用、自然環境の保全等の重要な役割に鑑みても、離島と本土との交通手段を航路だけに頼るのではなく、緊急時のバイパス的機能を果たすことができる航空路が存在することは大きな意味がある。しかしながら、政府による公共事業予算の縮減や空港整備勘定の事業仕分けなどで、離島空港の整備が実質的に不可能という厳しい状況に置かれている。
 よって国会並びに政府におかれては、佐渡などの離島の現状を認識し、離島の果たしている国土保全等の機能を十分発揮するため、佐渡空港滑走路の2,000メートル化に向けた事業の促進に特段の配慮を行うよう強く要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 平成23年3月24日

新潟県議会議長 小野 峯生

衆議院議長 横路 孝弘 様
参議院議長 西岡 武夫 様
内閣総理大臣 菅 直人 様
国土交通大臣 大畠 章宏 様

平成23年2月定例会意見書一覧へ
平成23年2月定例会・議会情報項目一覧へ
新潟県議会トップページへ