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平成23年2月定例会(陳情第10号)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0003428 更新日:2019年1月17日更新

第10号 平成23年2月15日受理 建設公安委員会 付託

佐渡空港滑走路2,000メートル化の促進に関する陳情

陳情者 新潟交通佐渡株式会社 代表取締役会長 廣川隆夫

(要旨)

 観光業の立場から申し上げる。
 佐渡観光の来島者数の低迷は、外的、内的にさまざまな要因があり、当事者の努力不足も指摘されるところであるが、佐渡の絶対的ハンデは旅行日程における移動時間の長さと、旅行費に占める交通費のウエイトが大きいことから、他観光地との競争力に差をつけられているとも考えられる。
 離島ゆえの海路の船旅は「売り」でもあるが、前述の時間と費用をカバーしきれないのが現状かと考える。
 大都市圏との航空路が開設されることにより、移動時間はかなり短縮され、その分、滞在時間が延び、余裕を持って佐渡を楽しんでもらうことにより、さまざまな消費行動が期待できる。
 交通費としては、それほど安くはないが、航空機利用の旅行の場合、多くは2泊、3泊の連泊行程が主流で、旅行費に占める交通費のウエイトを下げることから、他観光地と同レベルでの競争力を持ち、また、本土側との連携で広域観光にも寄与する。
 輸送力はフェリーに及ばないものの、連泊滞在によって、1人の来島客からこれまでの2人、3人分の経済効果が見込まれる。
 さらに、冬季は荒天による船旅の不安感から、観光は実質オフシーズンの現状であるが、航空路開設により一定の安定感が期待でき、通年観光へと発展させることで、島内への経済波及効果はもちろんのこと、当業界の経済的改善や雇用の安定化にもつながる。
 このたび、佐渡市がPI(パブリックインボルブメント)実施要望を行った。
 ついては、貴議会において、佐渡空港拡張整備事業の入り口ともいえるPIが実施されるよう配慮されたい。

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