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平成22年9月定例会(第38号発議案)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0001459 更新日:2019年1月17日更新

平成22年9月定例会で上程された発議案

拉致事件の早期解決を求める意見書

第38号発議案

 拉致事件の早期解決を求める意見書

上記議案を別紙のとおり提出します。

平成22年10月15日


提出者   金谷 国彦、小林 一大、佐藤 純
            桜井 甚一、佐藤 莞爾、早川 吉秀
            柄沢 正三

賛成者  皆川 雄二、冨樫 一成、佐藤 卓之
            市村 孝一、楡井 辰雄、小島 隆
            片野 猛、小林 林一、西川 洋吉
            岩村 良一、沢野 修、斎藤 隆景
            尾身 孝昭、中野 洸、小川 和雄
            村松 二郎、帆苅 謙治、三林 碩郎
            長津 光三郎、渡辺 惇夫、石井 修
            東山 英機、三富 佳一、星野 伊佐夫
            長谷川 きよ、梅谷 守、石塚 健
            進 直一郎、大渕 健、内山 五郎
            宮崎 増次、山 昭二、市川 政広
            志田 邦男、青木 太一郎、松川 キヌヨ
            中川 カヨ子、横尾 幸秀、金子 恵美

新潟県議会議長 小野 峯生 様


拉致事件の早期解決を求める意見書

 金賢姫元北朝鮮工作員が政府の招聘で来日したが、特段の成果を上げることなく離日した。金元工作員は、恩赦されたとはいえ大韓航空機を爆発させて115人の尊い命を奪った元死刑囚である。日本の公安当局は、既に金元工作員から話を聞いており、韓国においても、金元工作員を介しての拉致事件の進展は期待できないとされていた。それにもかかわらず、来日した際には、遊覧飛行や国賓級の車両の使用、更には軽井沢の鳩山元総理大臣の別荘に滞在させるなどの政府の一連の対応について、各方面から批判の声が出ていることは周知の事実である。
 特別な情報が提供される可能性が極めて低い状況において、今回の金元工作員の来日は、単に菅政権のイメージアップを狙ったパフォーマンスとの指摘もあり、この来日を契機として、拉致事件の解決への突破口が開ければと期待していた被害者のご家族や関係者の心情を察するに忍びないところである。
 拉致事件については、被害者のご家族の高齢化が進んでいることからも、一刻も早い解決が望まれているが、北朝鮮では、先般、金正日総書記の三男が朝鮮労働党代表者会において党中央軍事委員会副委員長に選出され、金総書記の後継者であることが明確に示され、今後の北朝鮮情勢に変化が起こることも予想される。
 よって国会並びに政府におかれては、金正日政権崩壊時の混乱に乗じた被害者の救出プランの作成、更には救出に自衛隊を活用することなども想定した法整備等についても早急に検討するとともに、追加制裁の発動など引き続き強力な交渉を進め、一日も早く拉致事件の解決を図ることを強く要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成22年10月15日

新潟県議会議長 小野 峯生

衆議院議長 横路 孝弘 様
参議院議長 西岡 武夫 様
内閣総理大臣 菅 直人 様
外務大臣 前原 誠司 様
財務大臣 野田 佳彦 様
経済産業大臣 大畠 章宏 様
国土交通大臣 馬淵 澄夫 様
防衛大臣 北澤 俊美 様
内閣官房長官 仙谷 由人 様
拉致問題担当大臣 柳田 稔 様

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