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平成21年9月定例会(陳情第10号)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0003277 更新日:2019年1月17日更新

第10号 平成21年8月25日受理 厚生環境委員会 付託

新潟県重度心身障害者医療費助成事業に関する陳情

陳情者 新潟県腎臓病患者友の会 会長 佐々木隆

 (要旨)

 慢性じん不全により、自力で血液浄化が不可能になった私たち透析患者は、1日置きに通院し、1日5時間ほど人工透析治療を受けなければ、健常者に近い生活はできず、治療の間隔が空くと生命の維持にも影響が出てくる。
 新潟県で実施している重度心身障害者医療費助成事業は、私たち透析患者にとっては、大変救いとなる制度として感謝している。
 ところが、昨年度「少子高齢社会に対応した医療制度等のあり方検討会」が設置され、重度心身障害者医療費助成事業の見直しを求める旨の報告書が県知事に提出された。
 昨年度は、「県民の十分な理解が得られていないことから、見直しを実施する状況にない」ということで、平成21年度からの実施は見送りとなった。
 私たち透析患者は、人工透析治療のため年間150日ほど通院している。そのため、通院のための費用がかなりかさむ。それに加えて、障害者の雇用状況が厳しく、1日置きに通院を余儀なくされている透析患者は、働く場所を見付け難い状況が続いている。
 重度心身障害者医療費助成事業は、私たち透析患者にとっては、大変ありがたい制度である。この制度が後退しないようにと、祈るような気持ちで日々過ごしている。
 ついては、貴議会において、新潟県重度心身障害者医療費助成事業における透析患者の医療費助成を後退させないよう配慮されたい。

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