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平成20年12月定例会(厚生環境委員長報告)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0001910 更新日:2019年1月17日更新

平成20年12月定例会 厚生環境委員長報告(12月19日)

委員長 小林 林一

 厚生環境委員会における付託案件の審査経過並びに結果について御報告申し上げます。
 まず、県民生活・環境部関係として

  1. 振り込め詐欺対策については、ATMでの注意表示などが行われているものの、手口の巧妙化により被害件数・額ともに急増し、有効かつ早急な取組が求められているので、市町村や関係機関との連携による更なる注意喚起とともに、被害者の多くを占める高齢者の理解促進に向けた被害防止策の充実に努めるべきとの意見。
  2. トキの野生復帰については、成功に向け試験放鳥が行われているが、大空に群れて羽ばたくトキの姿を切望する県民の期待が大きいので、国や市町村等と連携したモニタリングの強化など、最善の取組に努めるべきとの意見。

 次に、防災局関係として
 柏崎刈羽原子力発電所については、当初示された調査・点検方針と異なる7号機単体の先行した耐震補強工事や系統試験等の進め方に対し、地域住民をはじめ県民に不信感が生じているので、最大の地震動を受けた1号機を基準とした安全性の比較確認の実施など、だれもが分かりやすく納得できる対応を電力会社に求めるべきとの意見。
 次に、福祉保健部関係として
 新潟県医師養成修学資金貸与制度については、より多くの優秀な学生の医学部進学の道を切り開くことから、医師確保対策の有効な手段の一つであるものの、貸与人数・額ともに不十分と思われるので、予算の拡充に努めるべきとの意見。
 次に、病院局関係として
 県立精神医療センターの児童診療については、全国的な児童青年精神科医の不足の中、非常勤医師による体制で運営されているが、多様化する子供の精神障害に対するケアなど受診者の増加を見据えた常勤の専門医の配置が必要なので、県内の精神医療の基幹病院であることを踏まえ、計画的・継続的な専門医の養成・確保に努めるべきとの意見。
 以上が、審査の過程で述べられた主な意見の概要であります。
 次に、議案採決に先立ち、各党党議結果の報告を求めたところ、自由民主党、並びに無所属長谷川委員からは、全議案いずれも原案賛成。
 民主にいがたからは、第177号議案については、規制の緊急性や論理性が明確ではなく、客観性や一般性に欠けるため、反対。
 その他の議案については、いずれも原案賛成。
 日本共産党からは、第169号議案については、研修受講者など該当者にすべての負担を求めることに同意できないとの立場から、反対。
 その他の議案については、いずれも原案賛成というものであります。
 次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、陳情の審査結果について申し上げます。
 陳情第20号については、継続審査すべきものと決した次第であります。
 以上をもって、報告といたします。

平成20年12月定例会(委員長報告)
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