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平成16年9月定例会(第31号発議案)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0003502 更新日:2019年1月17日更新

平成16年9月定例会で上程された発議案

関西電力美浜原発事故の徹底的な原因究明と原子力安全規制体制の更なる充実・強化を求める意見書

第31号発議案

関西電力美浜原発事故の徹底的な原因究明と原子力安全

 規制体制の更なる充実・強化を求める意見書

上記議案を別紙のとおり提出します。

平成16年9月27日

提出者   目黒 正文、皆川 浩平、沢野 修
            柄沢 正三、村松 二郎、小野 峯生
            長津 光三郎、渡辺 惇夫、米山 昇
            小山 芳元、佐藤 浩雄、松川 キヌヨ
            青木 太一郎、五十嵐 完二

賛成者  提出者を除き議員全員

  新潟県議会議長 種村 芳正 様

関西電力美浜原発事故の徹底的な原因究明と原子力安全規制体制の更なる充実・強化を求める意見書

 東京電力によるトラブル隠しなど一連の原子力発電所をめぐる不正事件の発覚以降、立地地域からは、原子力発電所に対する徹底した安全確認と住民の安全・安心対策に向けた原子力安全規制体制の強化が強く求められてきたところである。
 このような中、8月9日、関西電力美浜発電所3号機の蒸気漏れ事故で、死者5名負傷者6名を出すという重大事故が発生し、住民に大きな不安を抱かせ原子力に対する信頼を損なう結果となったことは、誠に遺憾である。
 今回の事故は関西電力が4年前に作成した「運転管理は適切」との報告書を国が「妥当」と評価していたという経緯があり、国の規制行政に事業者任せの不十分な対応があったと言わざるを得ない。
 よって国会並びに政府におかれては、立地地域の声を真摯に受け止め、徹底的な事故原因の究明と原子力安全規制体制の更なる充実・強化に向けて、次の事項について速やかに取り組まれるよう強く要望する。

  1. 事故の直接的な原因である配管破損の技術的な調査検討を行い、再発防止のための抜本的対策を講じること。
  2. 事業者の自主検査に委ねられてきた配管等の設備の安全確保策に対する関与を強化すること。
  3. 安全規制を行う組織の独立性を高めるなどその在り方を見直し、更なる安全規制体制の充実・強化を図ること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 平成16年9月27日

新潟県議会議長 種村 芳正

衆議院議長 河野 洋平 様
参議院議長 扇千 景 様
内閣総理大臣 小泉 純一郎 様
経済産業大臣 中川 昭一 様
資源エネルギー庁長官 小平 信因 様
原子力安全・保安院院長 松永 和夫様

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