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平成14年6月定例会（第17号発議案）
平成14年6月定例会で上程された発議案
2002年ワールドカップサッカー大会新潟開催の大成功に当たり、県民に対し感謝の意を表する決議
2002年ワールドカップサッカー大会新潟開催の大成功に当たり、県民に対し感謝の意を表する決議
21世紀初、アジア初の日韓共催による2002年ワールドカップサッカー大会は、5月31日にソウルで開幕し、31日間にわたり熱戦が繰り広げられ、世界60億人の人々に記憶に残る感動を与え、6月30日の横浜市での決勝戦をもって閉幕した。
また、今大会は日韓両国が、そろって決勝トーナメントに進出するという快挙もあり、日韓両国民を熱狂の渦に巻き込み、大成功のうちに終了した。
新潟スタジアムにおいては、国内開幕戦となった6月1日及び3日、15日に試合が行われ、国内外から10万人を越える観戦客やメディア関係者等が訪れ、各国代表チームの白熱した好試合と各国サポーターの熱狂的な声援に、多くの県民はこれまで経験したことのない新たな感動と興奮を体験することができた。また、心温まる県民と海外観戦客との活発な交流や触れ合いもあり、国際交流の面でも大変有意義な大会となった。
一方、大会開催に当たり、心配された観戦客輸送や騒動などについても何らのトラブルもなく、運営が極めて円滑に行われたことは画期的な出来事として高く評価するところである。特に、シャトルバスの運行については、「ワールドカップの伝説の仲間入り」と世界に向けて大きく発信されるなど、素晴らしい大会運営がなされたものであり、この自信は県民にとって大きな財産となり、多くの青少年に夢と希望を与えたものと確信している。
また、ワールドカップを招致して以来、11年の長きにわたり諸準備に尽力された県及び関係機関・団体等を始めとする関係者は勿論のこと、2002年ワールドカップの顔として活躍されたボランティアの皆さんの情熱と温かい思いやりにより、大会を大成功に導いたことは、本県議会では県民の代表として大変誇りに思っているところである。
よって、本県議会では、2002年ワールドカップサッカー大会新潟開催の成功のために御支援・御協力をいただいた県民の皆様に対し、心より感謝の意を表するものである。
終わりに、本大会を契機に、県民がスポーツの楽しみ方を知り、我々の地域や生活の中にスポーツ文化が根付くことを期待するとともに、世界の人々との相互理解と交流が一層深められ、世界の平和と安定が図られることを祈念するところである。
以上、決議する。
平成14年7月12日
新潟県議会
