本文
平成14年2月定例会(第11号発議案)
平成14年2月定例会で上程された発議案
救急救命士法等の充実強化に関する意見書
救急救命士法等の充実強化に関する意見書
平成3年8月、救急救命士法が施行され、重症患者を医療機関に搬送する際、医師の指示の下での気道の確保や、心拍の回復等の救急救命処置により、病状の悪化防止や生命の危険回避等がなされ、救命率の向上に貢献してきたところである。
しかしながら、気道を確保するに当たり、一部において「気管内挿管」を救急救命士が行っていたことが判明し、関係法令への抵触が問題となり、救命率の向上と法令遵守とのはざまに陥っている実態がある。
よって国会並びに政府におかれては、「救急救命の使命」を円滑に遂行するため、救急救命士の業務の拡大など、その体制整備を早期に講ずるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成14年3月22日
新潟県議会議長 東山 英機
衆議院議長 綿貫 民輔 様
参議院議長 井上 裕 様
内閣総理大臣 小泉 純一郎 様
総務大臣 片山 虎之助 様
財務大臣 塩川 正十郎 様
厚生労働大臣 坂口 力 様
消防庁長官 石井 隆一 様