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平成19年12月定例会(請願)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0003834 更新日:2019年1月17日更新

請願 第13号

第13号 平成19年11月30日受理 総務文教委員会 付託

雪割草を新潟県の草花に指定することを求めることに関する請願

請願者 新潟県雪割草愛好団体連合会 会長 大原久治 外42,357名

紹介議員 佐藤 純君 三富佳一君 星野伊佐夫君

(要旨)

 雪割草(オオミスミソウ)は、古来より雪国越後の野山に広く自生し、雪解けとともに開花する春一番のかれんな草花である。この雪割草は、春の妖精(ようせい)と呼ばれるほど変化に富んだ魅力的な美しい草花ゆえに、一時期濫獲が激しく絶滅が強く心配されたものである。
 新潟県雪割草愛好団体連合会は、ふるさとの誇るべき美しい花である雪割草の新潟県の草花への指定を目指して、平成13年10月20日に設立した団体である。この団体の会員は、設立以前から今日に至るまで野生種の雪割草を保全するため、自生地の保護活動をしながら、変化に富む特性を利用して品種改良を重ね、新潟県の園芸花き産業の発展を期して日本・新潟雪割草まつりを開催してきた。また、平成18年度には、社団法人日本観光協会主催の花の観光地づくり大賞を受賞するなど、新潟県の観光交流人口増加にも、貢献していると信じている。
 今や世界に誇れる新潟県の雪割草を新潟県の草花に指定していただくことにより、自然を愛する人々の憩いの場、いやしの場として脚光を浴びる里山の自生地の保全につながる。また、観光資源として越後雪割草街道の名は県内外に広く知られており、今後県の観光事業の一翼を担うことができ、園芸品種の開発を通して、新潟県の花き産業発展に寄与できるものである。
 去る平成13年9月17日、新潟県議会に県内の雪割草の保全・保護と育成、及び濫獲により破壊された自然環境の再生に向け、雪割草の保護、普及、宣伝等に関する請願書を提出し採択され、以後、請願の趣旨に添って愛好者や連合会会員が活動してきた。現在では、雪割草を自生地である自然の里山に戻す活動が、中越地方を中心に県下各地に広まりつつある。
 山野草の代表とも言うべき雪割草は、新潟県が全国を代表する自生地となっており、厳しい自然に耐えて咲く姿は新潟県民のイメージにも合致するものである。
 また、平成21年の国民体育大会・全国障害者スポーツ大会や大観光交流年において、震災や水害に負けない県民の強い意思を全国に発信するシンボルとしても最適と考えられる。
 ついては、貴議会において、雪割草の新潟県の草花としての指定について配慮されたい。

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