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平成20年9月定例会(請願・陳情)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0001416 更新日:2019年1月17日更新

陳情 第15号

第15号 平成20年8月29日受理 厚生環境委員会 付託

新潟県重度心身障害者医療費助成事業に関する陳情

陳情者 新潟県腎臓病患者友の会 会長 佐々木 隆

(要旨)
 慢性じん不全により自力で血液浄化が不可能になった私たち透析患者は、1日置きに通院して1日5時間程度の人工透析治療を受けなければ健常者に近い生活はできず、治療の間隔が開くと生命の維持にも影響が出てくる。
 新潟県で実施している重度心身障害者医療費助成事業(県単医療費助成)は、私たち透析患者にとって大変救いとなる制度として感謝している。
 私たち透析患者は、1日置きの通院のために多額の出費を余儀なくされているが、特に今年に入ってからガソリン代が高騰し通院費用がかさんでいる。
 そのうえ、平成20年4月から長寿医療制度(後期高齢者医療制度)が発足し、後期高齢者は保険料の負担が生じた。65歳から74歳までの障害者は選択制とはいえ、この制度に加入して保険料の負担が生じた透析患者も多い。今年度は保険料等に軽減措置が講じられてはいるが、負担が無くなったわけではない。それに加えて、障害者の雇用状況は厳しく、1日置きに通院(5時間程度の透析治療)を余儀なくされている透析患者には、働き場所をなかなか見つけ難い状況にある。
 重度心身障害者医療費助成事業は私たち透析患者にとっては命綱であり、大変有り難い制度である。この制度が後退しないようにと祈るような気持ちでいる。
 ついては、貴議会において、新潟県重度心身障害者医療費助成事業における透析患者の医療費助成を後退させないよう配慮されたい。

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