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平成17年12月定例会(少子高齢・青少年対策特別委員長報告)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0001794 更新日:2019年1月17日更新

平成17年12月定例会 少子高齢・青少年対策特別委員長報告(12月6日)

委員長 長部 登

 少子高齢・青少年対策特別委員会における9月定例会以降の調査経過について、御報告申し上げます。
 本特別委員会は、11月25日に会議を開催し、高齢者在宅介護の支援について及び高齢者の雇用・就業、生きがい対策について調査を行いました。
 最初に、新潟県議会会議規則第17条の2の規定に基づき関係人として招致した、社会福祉法人長岡福祉協会高齢者総合ケアセンターこぶし園小山剛総合施設長から高齢者在宅介護の支援について意見を聴取し、次いで質疑を行い、引き続き、福祉保健部長から高齢者在宅介護サービスの現状と地域密着型サービスについて及び高齢者の生きがい対策について、産業労働部長から高齢者の就業対策についてそれぞれ説明を聴取し、次いで質疑を行いました。

 まず、関係人に対し、質疑が行われた主な項目について申し上げます。

  1. 核家族化や人間関係が希薄となった今日における高齢者介護の在り方について
  2. 秋田県旧鷹巣町における小規模多機能型による福祉の町づくり計画に対する所見について
  3. 地域密着型サービスの新設に伴う従来からの小規模多機能型施設の位置づけについて
  4. 長岡市の震災仮設住宅に隣接し開設したサポートセンター千歳の運営体制及び行政に求める支援内容について
  5. 北欧と比較し明るさに乏しい日本の老人福祉施設に対する所見について
  6. 特別養護老人ホームの入居者が生きがいある時間を過ごすための娯楽等の必要性について

 次に、執行部に対し、質疑が行われた主な項目について申し上げます。

  1. 高齢者の身体機能の向上と健康づくりにおける課題と対策について
  2. 介護保険制度に関連して
    • 制度導入時からの居宅サービス費及び施設サービス費の推移について
    • 本県における介護サービス事業者の指定取消しの実態について
  3. 特別養護老人ホーム入所申込者に関連して
    • 本県の特別養護老人ホーム入所申込者数の推移について
    • 入所に係る必要性の判定方法について
    • 新潟県中越大震災による緊急入所者の現状と緊急入所に伴う震災以前からの入所申込者への影響について
    • 入所申込者増加の実態を踏まえた次期新潟県高齢者保健福祉計画の策定における施設整備の考え方について
  4. 地域密着型サービスに関連して
    • 市町村と連携した地域密着型サービスの導入に係る考え方について
    • 来年度に向けた具体的計画の検討の有無について
  5. シルバー人材センターに関連して
    • 本県におけるシルバー人材センターの設置数及び高齢者福祉サービスの取扱割合について
    • シルバー人材センターの事務費の収支等の実態について
  6. 高齢者の生きがい対策に関連して
    • 空き教室を利用した高齢者と児童・生徒との世代間交流の実態について
    • 世代間交流の効果に対する福祉保健部と教育委員会の認識について
    • 高齢者の健康づくり施策や生きがい対策等の効果について

 次に、調査の過程で述べられた主な意見について申し上げます。

1 高齢者の就業対策としてのシルバー人材センターの活用に当たっては、いまだ訪問介護等の高齢者福祉サービスの取扱いは少ないものの、比較的安価な費用に加え、同世代の者が接する親しみやすさから被介護者側のニーズが認められ、これから迎えるいわゆる団塊の世代の大量退職に伴う求職需要の増加や介護保険財政の負担軽減対策としても効果的と思われるので、高齢者福祉サービスの提供を見据えた働きかけを検討すべきとの意見。
 また、高齢者の能力活用等を推進すべきであるものの、その多くが公的な補助金を受けているシルバー人材センターの業務拡大は、民間事業者の経営圧迫や従業員の労働条件の低下につながる懸念があるので、地域の実態を十分に把握するとともに、適切な指導を行う等により民業とのバランスを図るべきとの意見。

 以上をもって報告といたします。

平成17年12月定例会(委員長報告)
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