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平成17年9月定例会(少子高齢・青少年対策特別委員長報告)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0001995 更新日:2019年1月17日更新

平成17年9月定例会 少子高齢・青少年対策特別委員長報告(9月27日)

委員長 長部 登

 少子高齢・青少年対策特別委員会における6月定例会以降の調査経過について、御報告申し上げます。
 本特別委員会は、9月16日に会議を開催し、青少年の健全育成対策について、調査を行いました。
 最初に、福祉保健部長から青少年問題への取組及び児童虐待防止対策について、産業労働部長及び教育長から青少年問題への取組について、それぞれ説明を聴取し、次いで質疑を行いました。

 まず、質疑が行われた主な項目について申し上げます。

  1. 学校におけるいじめ・暴力行為に関連して
    • 文部科学省の調査における小・中・高等学校の暴力行為の内容について
    • 暴力行為の定義に対する県の考え方について
    • いじめを認知した教師が執るべき対応を検討する必要性について
    • いじめの初期段階における抑制方法を指導する必要性について
    • 現実を踏まえたいじめの問題の所在や原因など本質の把握に努める必要性について
    • 生徒の挑発に対し教師が執るべき対応に係る教育委員会等の指導方針について
  2. インターネット等における有害情報対策に関連して
    • 本県における小・中学生の携帯電話の所有率と適正な利用方法に対する指導の有無について
    • 本県の学校をはじめ公共機関に設置されたパソコンへのフィルタリング・システムの導入状況について
    • 家庭用パソコンへのフィルタリング・ソフトウェアの導入に向けた関係機関と連携した啓発活動の必要性について
  3. 児童虐待防止対策に関連して
    • 学校を窓口とした児童虐待相談の取組状況について
    • 大阪府岸和田市の児童虐待事件の経緯を踏まえた学校への指導状況と児童相談所の対応について
    • 虐待を受けた児童の安否確認に対する取組の実施状況について
    • 児童虐待防止ネットワークの構築状況と取組の方向性について
    • 児童福祉司の資質向上を目指した研修制度の取組状況について
    • 児童虐待のある家庭の転入・転出時における市町村間の情報共有化システムの有無について
  4. 児童・生徒の非行情報の共有化を目的とした学校・警察相互連絡制度の効果と個人情報保護とのかかわりについて
  5. 児童相談所における児童福祉司の配置状況と虐待を受けた児童の心のケアを担う児童心理司の配置に向けた取組状況について
  6. 中1ギャップ解消実践研究事業の成果と研究結果を踏まえた今後の取組内容について
  7. 子供のしつけや道徳教育の主体としての家庭及び学校の役割について
  8. 保護者間の協力体制を築くための学校からの情報提供の必要性について
  9. 防犯ブザーの配布状況と効果について
  10. 新潟県中越大震災の被災地域の子供に対する臨床心理士による心のケアの実施状況について
  11. 家庭環境と児童虐待との因果関係の有無について

 次に、調査の過程で述べられた主な意見について申し上げます。

1 青少年の健全育成に当たっては、家庭教育の変化に加え、教師の指導に対する保護者の批判からの処分事例により、教師の積極的な指導が見受けられないとも側聞されることから、青少年の道徳観の欠如が拡大し、道徳水準の低下が懸念されるので、将来を担う青少年の育成を図るため、学校管理者による教育方針の徹底や教師の気概や情熱を助長するなど、教育環境の整備に努めるべきとの意見。
 また、青少年健全育成実態調査の結果として、子供が大人や家庭に対し理解を求めているものの、保護者や地域社会の教育への関心の低さが見受けられるので、大人が変われば子供も変わるという観点から、家庭や地域社会が果たす役割の重要性を踏まえた施策を展開すべきとの意見。

 以上をもって報告といたします。

平成17年9月定例会(委員長報告)
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