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平成16年9月定例会(少子高齢・青少年対策特別委員長報告)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0003350 更新日:2019年1月17日更新

平成16年9月定例会 少子高齢・青少年対策特別委員長報告(9月8日)

委員長 杉田 弘美

 少子高齢・青少年対策特別委員会における6月定例会以降の調査経過について、御報告申し上げます。

 本特別委員会は、8月24日に会議を開催し、青少年の健全育成対策について調査を行いました。
 最初に福祉保健部長、教育長及び警察本部生活安全部長から青少年の健全育成対策についてそれぞれ説明を聴取し、次いで質疑を行いました。

 まず、質疑が行われた主な項目について申し上げます。

  1. 7.3新潟豪雨により被災した学校や保育所等の復旧の進捗状況について
  2. 学校の性教育の指導方法に対して保護者が意見を述べる機会の有無と家庭における性教育の促進に向けた取組の必要性について
  3. 三条市立井栗小学校で発生した傷害事件に関連して
    • 緊急全県教育長会議及び小中学校長会議における指示事項の具体的な実施状況について
    • 事件前の加害児童と被害児童間のトラブルがいじめとして学校から報告されていなかったことに対する認識について
    • 学校長が管理能力に対する評価を懸念していじめ等の発生を教育委員会に報告しない実態の有無について
  4. 児童虐待防止対策に関連して
    • 学校や児童福祉施設等から児童相談所への通告が少ないことに対する認識について
    • 虐待の疑いを持った学校等の教職員や児童福祉施設の職員が児童相談所等への通告を躊躇することから潜在化してしまう事例について
    • 潜在化している虐待の早期発見・対応に係る取組を一層強化する必要性について
    • 開始から四年間を経過した児童虐待防止ネットワーク事業の効果と市町村合併後の実施体制について
    • 主な虐待者として実母が多い理由について
    • 国による中央児童相談所の虐待対応に係る二十四時間体制整備の方針を受けた県の対応について
    • 警察署等における虐待相談に係る二十四時間対応の状況について
    • 警察官に対する虐待相談に係る研修・教育訓練の必要性について
    • 虐待の早期発見・対応に効果的と思われる養護教諭を増員配置する必要性について
  5. 不登校対策に関連して
    • スクーリング・サポート・ネットワーク整備事業の実施状況と国の委託が終了する次年度以降の継続の見込みについて
    • 不登校のまま義務教育課程の就学年限を経過してしまった児童に対する支援体制について
    • 県内のいわゆる保健室登校児の状況について
    • 不登校に係る加配教員が配置されていない学校に在籍する不登校児への支援体制を検討する必要性について
    • 児童の健全育成に向けた地域組織活動を一層促進する必要性について
  6. 少人数学級制に関連して
    • 制度導入が児童に与える学習面と生活面への効果に対する認識について
    • 小学校6学年までの少人数学級制を研究段階から実施に向けて積極的に検討する必要性について

 次に調査の過程で述べられた主な意見について申し上げます。

  1. 小中学校における暴力行為の防止に当たっては、三条市立井栗小学校で発生した傷害事件を受けた緊急全県教育長会議及び小中学校長会議において命の大切さや暴力の根絶などについてあらゆる機会や場面を通じて根気強い指導を繰り返すことなど六つの取組の強化を指示したとはいうものの、他県で発生した同様の事件の教訓を生かしきれなかったことや加害児童と児童間のトラブル等の把握や対応が不十分であったことなどが事件につながったと考えられるので、教育委員会と学校現場との一層の連携強化により児童生徒に対する指導体制の充実に努めるべきとの意見。

 また、児童生徒に実感として命の大切さを理解させることが必要であるので、犯罪被害者の切実な心情の紹介などの具体的な事例を取り入れた指導方法を検討すべきとの意見。

 以上をもって報告といたします。

平成16年9月定例会(委員長報告)
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