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平成15年6月定例会(建設公安委員長報告)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0003173 更新日:2019年1月17日更新

平成15年6月定例会 建設公安委員長報告(7月11日)

委員長 柄 沢 正 三

 建設公安委員会における付託案件の審査並びに調査の経過と結果について御報告申し上げます。

 まず、土木部関係として

  1. 河川改修に当たっては、環境に配慮した川づくりに取り組んでいるとはいうものの、住民の意見や川の特性が十分生かしきれずに画一的な改修が行われている箇所があると側聞するので、個々の河川の豊かな自然を生かした川づくりに一層取り組むべきとの意見。
  2. 道路整備に当たっては、日常生活圏の連携強化等の観点から主要都市を結ぶ幹線道路の整備はもとより町村部の道路網の整備が重要と思われるので、住民の生活に直結する道路の整備に一層取り組むべきとの意見。
  3. 公共工事における入札制度については、公募型指名競争入札の適用拡大や予定価格の事前公表の試行などの改善に努めているものの、他県において受注希望型競争入札等の新しい入札制度の導入により落札率が低下した事例も見受けられるので、一層の競争性と透明性の確保に向けて他県事例を調査するなど、更なる制度改善に努めるべきとの意見。
  4. 歩道の整備については、平成14年度末の整備率が全国と比較して低い状況となっているので、住民の安全・安心と快適な歩行空間の確保の観点から、一層の整備に努めるべきとの意見。
  5. 海岸付近の道路における飛砂防止に当たっては、防護柵や防護ネット等の設置により一定の効果が見られるものの、完全な解決策となっていないので、飛砂の処理に毎年多額の経費を要していることからも、国等の関係機関と連携して本県の海岸に適した対策を一層検討すべきとの意見。
  6. 鳥屋野潟の治水対策については、国による排水機場の整備や県による堤防の整備が行なわれてきたところであるが、過去の度重なる水害により周辺住民の間に依然として不安感があるので、事業の実施内容と効果に関する情報の提供に努めるべきとの意見。

 次に、港湾空港局関係として

  1. 新潟空港の利用促進に当たっては、近隣県の空港と比較して高額な駐車料金の改善や繁忙期における駐車場不足の解消が重要と思われるので、駐車場の管理会社に料金の引下げの検討を要望するとともに、駐車場の拡充を国に強く働きかけられたいこと。
  2. 外国船舶の入港時における検査体制については、現在北陸信越運輸局に外国船舶監督官が3名配置されているものの、検査が必要と思われる船が複数の港湾に同時に入港する場合には十分な検査体制の確保が懸念されるので、外国船舶監督官の増員など体制強化を国に強く働きかけるべきとの意見。

次に、公安委員会関係として

  1. ヤミ金融対策に当たっては、電話相談や悪質な業者に対する捜査に努めているが、高金利や取立てを巡るトラブルなどによる県民からの相談件数が増加しているので、相談体制の充実や専門の対策室の設置等、一層の取組に努めるべきとの意見。
  2. 警察力の充実強化に当たっては、外国人や少年による犯罪が増加傾向にあることに加え、北朝鮮による拉致事件等により県民の治安に対する不安が大きくなっているので、資質向上に向けた教養訓練の充実や装備品の拡充に努めるとともに、警察官の増員を国に働きかけるべきとの意見。
  3. 交通事故や犯罪防止の対策に当たっては、事故多発地点等を具体的に示したうえで、地域住民の協力を得ることが重要と思われるので、交通事故や犯罪の発生箇所を記したマップを作成し、地域住民への情報提供に努めるべきとの意見。

 以上が、審査並びに調査の過程で述べられた主な要望・意見の概要であります。

 次に、議案採決に先立ち、各党党議結果の報告を求めたところ、各党とも全議案いずれも原案賛成というものであります。
 次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決または承認すべきものと決しました。
 次に、陳情の審査結果について申し上げます。
 陳情第10号については、継続審査すべきものと決した次第であります。

 以上をもって、報告といたします。

平成15年6月定例会(委員長報告)

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