ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 三条地域振興局 健康福祉環境部 > 【三条】食中毒予防について

本文

【三条】食中毒予防について

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0057043 更新日:2019年3月29日更新

食中毒とは、食中毒菌などがついた食品や有害な物質が含まれた食品を食べることによって、下痢、腹痛などの健康被害が起きることをいいます。(単なる、飲みすぎ、食べすぎとは異なります。)

食中毒の種類は?

食中毒の原因は微生物(バイキン)によるものが多いですが、大きく分けると次の3種類があります。

  1. 微生物による食中毒:細菌、ウイルスなどの微生物(バイキン)によるもの
  2. 自然毒による食中毒:キノコ、フグなどの動植物がもつ毒によるもの
  3. 化学物質による食中毒:消毒剤、農薬、有害な金属などの化学物質の混入によるもの

食中毒は家庭でも発生します!

食中毒というと、レストランや旅館などの飲食店での食事が原因と思われがちですが、毎日食べている家庭の食事でも発生していますし、発生する危険性がたくさん潜んでいます。
ただ、家庭での発生では症状が軽かったり、発症が少人数であることが多いことから風邪や寝冷えなどと思われがちで、食中毒とは気づかれず、重症化してしまうこともあります。

食中毒予防のポイント

食中毒予防のポイントは以下の6項目です。

ポイント1 食品の購入
ポイント2 家庭での保存
ポイント3 下準備
ポイント4 調理
ポイント5 食事
ポイント6 残った食品

ポイント1 食品の購入

  • 肉、魚、野菜などの生鮮食品は新鮮なものを購入しましょう。
  • 表示のある食品は、消費期限などを確認し、購入しましょう。
  • 購入した食品は、肉汁や魚などの水分がもれないようにビニール袋などにそれぞれ分けて包み、持ち帰りましょう。
  • 特に、生鮮食品などのように冷蔵や冷凍などの温度管理が必要な食品の購入は、買い物の最後にし、購入したら寄り道せず、まっすぐ持ち帰り、すぐに温度管理しましょう。

ポイント2 家庭での保存

  • 冷蔵や冷凍の必要な食品は、持ち帰ったら、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。
  • 冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意しましょう。目安は、全容量の7割程度です。
  • 冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は、-15℃以下に維持することが目安です。
  • 温度計を使って温度を計ると、より庫内温度の管理が正確にできます。
  • 細菌の多くは、10℃以下では増殖がゆっくりとなり、-15℃以下では増殖が停止しています。しかし、細菌が死ぬわけではありません。早めに使いきるようにしましょう。
  • 肉や魚などは、ビニール袋やふた付き容器に入れ、冷蔵庫の中の他の食品に肉汁などがかからないようにしましょう。
  • 肉、魚、卵などを取り扱う前と後に必ず手指を洗いましょう。
  • せっけんを使い洗った後、流水で十分に洗い流すことが大切です。簡単なことですが、細菌汚染を防ぐ良い方法です。
  • 食品を流し台の下に保存する場合は、水漏れなどに注意しましょう。また、食品を直接床に置いたりしてはいけません。

ポイント3 下準備

  • 台所を見渡して、以下の点をチェックしましょう。
    • ゴミは捨ててありますか?
    • タオルやふきんは清潔なものと交換してありますか?
    • せっけんは用意してありますか?
    • 調理台の上はかたづけて広く使えるようになっていますか?
  • 井戸水を使用している家庭では、水質に十分注意してください。
  • 手を洗いましょう。
  • 生の肉、魚、卵を取り扱った後には、もう一度、手を洗いましょう。途中で動物に触ったり、トイレに行ったり、おむつを交換したり、鼻をかんだりした後も、もう一度、手を洗いましょう。
  • 肉や魚などの汁が、果物やサラダなど生で食べるものや調理の済んだ食品にかからないようにしましょう。
  • 生の肉や魚を切った後、洗わずにその包丁やまな板で、果物や野菜など生で食べる食品や調理の終わった食品を切ることはやめましょう。もう一度洗って、熱湯をかけたのち使うことが大切です。
  • 包丁やまな板は、肉用、魚用、野菜用と別々にそろえて、使い分けるとさらに安全です。
  • ラップしてある野菜やカット野菜もよく洗いましょう。
  • 冷凍食品など凍結している食品を調理台に放置したまま解凍するのはやめましょう。室温で解凍すると、食中毒菌が増える場合があります。
  • 解凍は冷蔵庫の中や電子レンジで行いましょう。また、水を使って解凍する場合には、気密性の容器に入れ、流水を使いましょう。
  • 料理に使う分だけ解凍し、解凍が終わったらすぐ調理しましょう。
  • 解凍した食品をやっぱり使わないからといって、冷凍や解凍を繰り返すのは危険です。冷凍や解凍を繰り返すと食中毒菌が増殖する場合もあります。
  • 包丁、食器、まな板、ふきん、たわし、スポンジなどは、使った後すぐに、洗剤と流水で良く洗いましょう。ふきんのよごれがひどい時には、清潔なものと交換しましょう。漂白剤に1晩つけ込むと消毒効果があります。
  • 包丁、食器、まな板などは、洗った後、熱湯をかけると消毒効果があります。たわしやスポンジは、煮沸すればなお確かです。

ポイント4 調理

  • 調理を始める前にもう一度、台所を見渡してみましょう。下準備で台所がよごれていませんか?タオルやふきんは乾いている清潔なものと交換しましょう。そして、手を洗いましょう。
  • 加熱して調理する食品は十分に加熱しましょう。加熱を十分に行うことで、もし、食中毒菌がいたとしても殺すことができます。目安は、中心部の温度が75℃で1分間以上加熱することです。
  • 料理を途中でやめてそのまま室温に放置すると、細菌が食品に付いたり、増えたりします。途中でやめるような時は、冷蔵庫に入れましょう。再び、調理をする時は、十分に加熱しましょう。
  • 電子レンジを使う場合は、電子レンジ用の容器、ふたを使い、調理時間に気を付け、熱の伝わりにくいものは、時々かき混ぜることも必要です。

ポイント5 食事

  • 食卓に着く前に手を洗いましょう。
  • 清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器に盛りつけましょう。
  • 温かく食べる料理は常に温かく、冷やして食べる料理は常に冷たくしておきましょう。目安は、温かい料理は65℃以上、冷やして食べる料理は10℃以下です。
  • 調理前の食品や調理後の食品は、室温に長く放置しないようにしましょう。例えば食中毒菌の1つO157は室温で15~20分経過すると2倍に増えます。

ポイント6 残った食品

  • 残った食品を扱う前にも手を洗いましょう。
  • 残った食品はきれいな器具、食器を使って保存しましょう。
  • 残った食品は早く冷えるように浅い容器に小分けして保存しましょう。
  • 時間が経ち過ぎた場合は、思い切って捨てましょう。
  • 残った食品を温め直す場合も十分に加熱しましょう。目安は75℃以上です。味噌汁やスープなどは沸騰するまで加熱しましょう。
  • ちょっとでも怪しいと思ったら、食べずに捨て、口に入れるのはやめましょう。

これらのポイントに注意して、家庭から食中毒をなくしましょう。
食中毒は簡単な予防方法をきちんと守れば予防できます。
それでも、もしお腹が痛くなったり、下痢をしたり、気持ちが悪くなった場合は、かかりつけのお医者さんに相談しましょう。

<外部リンク> 県公式SNS一覧へ