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【佐渡】「第37回林政セミナー(「佐渡林業実践者大学講座」第3回)」を開催しました
佐渡林業実践者大学講座の受講生に加え、多くの佐渡市民に森林・林業に興味を持ってもらうために、令和7年8月27日水曜日に林政セミナー(「佐渡林業実践者大学講座」第3回)を開催しました。佐渡林業実践者大学学長講話に加え、特別講師として佐渡の野草研究家である菊池はるみ様をお招きし、講演をしていただきました。
前半は、箕口学長より「森林・林業のトレンドを考える」と題してお話ししていただきました。講演では、10万年前までさかのぼり、森林整備の方向性が社会情勢に応じてどのように変化してきたかをご説明いただきました。さらに、今後のトレンドとして「森林・林業基本計画」のポイントをご紹介いただき、環境や生物多様性に配慮した「グリーン成長」を達成するために、近年注目されている「保持林業」についても解説していただきました。
後半は、特別講演として菊池はるみ様より「暮らしにそっと野草を~佐渡に伝わる草の知恵」と題し、佐渡の自然環境と野草との関わりや歴史、受け継がれてきた利用法、さらに現代風の活かし方など、佐渡の野草にまつわる多彩なお話をいただきました。佐渡では古くから野草が薬や食材として生活に取り入れられており、その評判は島内にとどまらず島外にも広がっていたそうです。江戸時代には、佐渡奉行所を通じて江戸幕府へ24品もの野草を献上していたとのことです。身近な野草の活用法の例として、写真の「コウゾリナ」は油炒めにするとおいしいそうです。また、ヨモギはよく乾燥させて座布団の中に入れると、足腰の痛みが和らぐといわれているそうです。
菊池様は、野草はビタミンやミネラルが豊富であり、「地域の未来へつなぐ」資源であるとおっしゃっていました。一方で、身近な毒草についても紹介され、「迷ったら絶対に食べない」と強く注意を促されていました。
今後も、このような講演会や座学・実習を開催予定です。ぜひ来年度の佐渡林業実践者大学講座の受講、林政セミナーへの参加をお待ちしております。
後半は、特別講演として菊池はるみ様より「暮らしにそっと野草を~佐渡に伝わる草の知恵」と題し、佐渡の自然環境と野草との関わりや歴史、受け継がれてきた利用法、さらに現代風の活かし方など、佐渡の野草にまつわる多彩なお話をいただきました。佐渡では古くから野草が薬や食材として生活に取り入れられており、その評判は島内にとどまらず島外にも広がっていたそうです。江戸時代には、佐渡奉行所を通じて江戸幕府へ24品もの野草を献上していたとのことです。身近な野草の活用法の例として、写真の「コウゾリナ」は油炒めにするとおいしいそうです。また、ヨモギはよく乾燥させて座布団の中に入れると、足腰の痛みが和らぐといわれているそうです。
菊池様は、野草はビタミンやミネラルが豊富であり、「地域の未来へつなぐ」資源であるとおっしゃっていました。一方で、身近な毒草についても紹介され、「迷ったら絶対に食べない」と強く注意を促されていました。
今後も、このような講演会や座学・実習を開催予定です。ぜひ来年度の佐渡林業実践者大学講座の受講、林政セミナーへの参加をお待ちしております。
箕口学長の学長講話 菊池はるみ様の記念講演
コウゾリナ(方言:カヤムグリ) ヨモギ





